2012年6月28日木曜日

妙心寺・東林院

お友達のお勧めで妙心寺山の塔頭寺院の一つ「東林院」へ、沙羅双樹の花を見に行くことになり
お昼はおいしい精進料理が予約なしでいただけるという事で京都で待ち合わせで3人で出かけることになりました。


勅使門(南総門)
JR「花園駅」から歩いて5分ほどで「妙心寺」はありました。




黒松に囲まれた参道が「大方丈」まで一直線に続き、「三門」 「仏殿」 「法堂」と建っていて厳かな
感じを受けます。


三門「(国重要文化財)
朱塗りの三門は高さ約16メートル、慶長4年(1599)に建てられました。




「仏殿」に安置された本尊釈迦如来さまです。


法堂(はっとう)
「法堂」には有名な天井画の「雲龍図」あって係りの人から説明を受けられます。


天井画「雲龍図」
狩野探幽が構想から8年もの歳月をかけて描かれた大作です。
直径12メートルあり目は中心に描かれていますが、見る場所により登って行くようにも降りて来るようにも見え何処からでも睨まれているように見えます。
「八方にらみの龍」といわれている事がよく分かりました。


また国宝で日本最古の梵鐘(黄鐘調の鐘)が鐘つき堂から移され展示されていました。
数年前までは朝夕の刻を知らし、NHKゆく年くる年」の除夜の鐘として打たれた事もあったそうです。

この鐘つき堂には2代目の鐘が時を知らせています。


大方丈


大方丈庭園

















「大方丈」承応3年(1654)建立です。
青苔でおおわれた庭に白い砂山が2つありますが、身分の高い方が通る場所に白砂を敷くために
盛り上げてあるとか・・・・。

浴室
「明智風呂」と呼ばれています。
説明係りの方によると明智光秀が山崎の合戦の後お寺を訪れ、自分に何かあった際にはと布施として今の金額にして1億円ほどをお和尚さまにおかれたそうで、死後の菩提を追善するため建立されました。
蒸し風呂で3杯のお湯で身体を流され、昭和の初期までお坊さまが使われていたそうです。

東林院
東林院への参道はきれいな石畳に黒松が立ち並ぶ中を3人のんびり歩きます。




東林院門



















門から入ると樹齢250年の槙や瓦で作られたい灯ろうなど手入れが行き届いた庭が迎えてくれます。






















本堂
皆さん真剣に耳を傾けています。




お薄のお持て成しに、お坊さまの法話もなかなか面白く「人は今日を無駄にしないで一日を大切に人生を悔いなくまた楽しんで日々送る事が良い」というような事を話されました。

沙羅双樹の花
沙羅双樹の花は朝咲き夕には散りゆく1日花で、お釈迦さまの死を悲しんだ時にいっせいに咲いた花だといわれています。



















「食事五感文」という食事に対する心がけや作法ついて書かれてあるプリントもいただき改めて食する事について思うのでした。








水禽窟はこころの音









精進料理は美しいお庭を眺めながらおいしくいただきました。





「飛龍の宿木」樹齢300年の槙に鳥によって運ばれた黒松の種子が自生しまるで飛びまわる
龍のようです。
千両・万両が庭一面に植えられており「初春を祝う」頃には真っ赤な実が見られるでしょうから
そんな日にもう一度訪れてみたいと思うのでした。


いつもお土産を買って帰りますからお友達も気を利かせて下さいました。
妙心寺周辺お店もなくお買い物も出来なかったので、京都でお茶して私はお菓子に生湯葉を
買って何時ものようにゆっくりローカルに乗り帰りました。
今日も楽しい1日ありがとう!!


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