2014年11月4日火曜日

青連院と将軍塚

お友達と毎年春と秋に「外で楽しく過ごす一日」も今年で5年目になりまた。
今秋は私の希望でテレビのニュースで見た「将軍塚青龍殿」の大舞台がどんなものなのか行ってみることになりました。
京阪四条から歩いて「青蓮院」まで行き「将軍塚青龍殿」参拝チケット込みのシャトルバスに乗って
15分ほどで着きました。

青蓮院門跡・将軍塚青龍殿拝観チケット
青龍殿
「青龍殿」は大正天皇御大典記念に建てられた武道場で、老朽化により解体処分が決まっていたのを後世に伝えるべきと移築され大護摩堂に再建されたそうです。


青龍堂大舞台
元この一帯は「青蓮院」の境内であったそうですが、公有地になり戦後は飛び地境内になったとい
います。
鴨川・平安神宮(大舞台から)
五山の送り火・比叡山まで一望に収められる景色の大パノラマです。
京都市街を見下ろす東山の一角に清水寺の約4.6倍にもなる大舞台は邪魔するものは何もなく静かに夜空眺めたならきっと気持ちいいだろうになぁー

国宝不動明王二童子像(青不動)
宮中から賜り平安時代から信仰された秘仏で日本三大不動画の一つです。
不動明王は「お不動さん」と呼ばれ、私達も深川不動・枚方へ移ってからは香里の成田不動さんと
年の初めには必ずお不動さんを拝してきた親しみのある不動明王ですが、位があるとは知らなかったですね?
一念松(根性松)
「人の一念岩をも通す」と書いた札が立てられていました。
30年前大岩の上に植えられた松が根を張り地上に出てきた根性松だそうですが、自然の力強さ
を見せ付けられました。

将軍塚
延暦13年(794)聖武天皇は奈良から京都長岡に平安遷都される折に、都の鎮護のために将軍の像を土で作り鎧・弓矢・太刀を持たせ塚に埋めるよう命じ、これが「将軍塚」と呼ばれる由来になっています。
ここに見える松は東郷元帥手植えの松でした。

お茶屋で「お茶と団子」で一休みしてシャトルバスで「青蓮院門跡」まで戻って来ました。

大クスノキ(京都市天然記念物)
「青蓮院門跡」門前にあるこの楠の大木は親鸞聖人のお手植えとされています。

青蓮院門跡
開基は伝教大師最澄です。
古くより皇室と関わり深い格式の高い門跡寺院とされています。

めずらしい白い鯉


相阿弥の庭(龍心池)


















中央に2千貫(8トン位?)もの大石は沐浴をする龍です?
築山に登っていく「大蛇にしか見えないわねえ」とは私達の感想ですが・・・

一文字手水鉢
豊臣秀吉の寄進の見事な手水鉢です。
梅の咲く頃には紅梅が水面に映えそれは美しく見事らしいです。

宸殿 左近の桜・右近の橘
徳川家康の孫である東福門院(後水尾天皇女御)の御所を移築、1893年消失後復興しています。
親鸞聖人が得度受けた場所でもあり「お得度の間」ともいわれます。
お雛様を飾らなくなって久しくなり「右近・左近どっちがどっち」と交わした会話が懐かしく思う出される宸殿の庭前です。

大きな楠につつまれた釣鐘堂に[ご自由にお撞き下さい」と立て札があり、私たちは心を込めて
ひと撞きすると深い広がりのあるいい音が心に伝わってくるのでした・・・


お昼もすっかりまわってしまい鴨川の土手まで歩いてコーヒーブランチをしていると、シラサギが
川縁でジーと激しい水しぶきと一緒に舞い上がる小魚を待ち続け、上手ゲットしているあの粘り強さには脱帽です。


ひたすら待つシラサギ
四条の「鼓月」でデザートのお善哉をいただき、「来春は鞍馬山へのハイキングにしましょう」と
約束をし一日楽しかったぁー