2011年7月30日土曜日

三蔵法師天竺へ

「三蔵法師3万キロの旅」が奈良国立博物館で開催さおり観に行ってきました。




明治28年に開館された博物館は奈良公園の中にあり、館内に当時の美しい室内装飾が残されたままの休憩所があってのんびりと明治に浸れました。
博物館の前には鹿の一群が休んでおりました。
この時間帯風の通って行く道すじになっていて
鹿はそれをよく知っているので集まって来るのだそうです。









三蔵法師は私達がよく知っている孫悟空・猪八戒・沙悟浄を供に連れ天竺へ旅する「西遊記」のことと思っておりましたが・・・・・・。
三蔵法師様こんなにも身分の高い方だったとは、この特別展を見てガーンと思い切り打たれた気分・・・・・・・
玄装三蔵(601~664)は唐の時代に盛名を馳せた仏法僧。
もともとは「律」「論」「経」の3つを究めた僧を三蔵と言うのだそうです。
27歳の時灼熱と砂嵐なかタクラマカン砂漠を弟子と供に歩き、
また厳寒の天山山脈を越え盗賊等にも遭遇し大変な道のりを旅しました。
3年後インドに着き教学を学びインドを各地を訪ね歩いたのです。
645年3万キロの苦難の道をたどり長安に戻り、唐の帝・太宗に歓迎を受けたそうです。
帰国後亡くなるまでの19年間サンスクリット語の仏典を漢訳し、今日本でも読誦されている「般若心経」の基となったのはこの大般若経です。
387巻見るだけでも気が遠くなってしまいそう・・・・・・・。





国宝「玄装三蔵絵」は12巻190メートルとても鮮やか色、今にもそこに三蔵法師に悟空がやって来そうな素晴らしい絵巻でした。
公園は観光の人も疎らで、鹿ものんびりと寝そべって、何の心配もないかのようで穏やかな様子で
いましたから、鹿せんべいをあげるともっと~頂戴をして大きな角を体に寄せ付けるので結構痛いのですがかわいい・・・・・・・。
8月6日からは後半部分が見られるのでどちらも逢いに行きたいで~す。






2011年7月28日木曜日

京懐石

永年訪れたいと思っていた京料理のお店が閉店しており、そこで修行をしてらした方が亀岡で数年
ほど前に京懐石のお店をしてみえる事が分かりお訪ねました。








窓越しに見えるお庭は手入れが行き届いていて
木々の向こう側の大きな石の目隠し塀がまた
素敵なデザインになっていました。











こちらが玄関口素敵でしょう。



















凝った器に程よく冷えた前菜のかも茄子はとても好い口当たりなのでした。









ここでカメラのバッテリーが無くなって撮影が出来ず残念・・・・・・・・・。
お料理は六品とデザートでとても美味しく目も楽しませていただきました。


お食事をすませた後、折角亀岡まで来たのだからと亀山城跡を訪ねてみる事にしました。




亀山城は明智光秀が築城したお城で天守跡は
上がること出来ませんが、光秀が手植えしたといわれている大きな銀杏の木は,階段の所から
見る事ができました。










この辺りは清らかな水に恵まれて酒造りが盛んなようです。
私たちも一軒の酒蔵を訪ねてみました。


今の時期お酒造りは行われていないので、ビデオで手順を見せていただきました。
若いお嬢さんが熟練の杜氏に付いて技を磨いて頑張ってみえる姿は美しいものですね
今ではご自分の大吟醸を出すまでに成長され、まだ日本では数少ない女性杜氏だと思います。
お酒といま女性に人気の善玉菌にとても善い甘酒を買ってきました。





薭田野神社は鎌倉時代より健康長寿に
あらたかでまた女性の守り神様だそうです。
この大きな樫の木の瘤はがん封じ、私も何度も
撫で回し神頼みしました。












夕暮れ時になり「ききょうの里」へ子供のころ秋になると川辺の土手に秋の七草の一つとして咲いて
いたにですけれど、今は余り見かけなくなりました。
「桔梗紋」を用いていた光秀のゆかりののお寺(谷性寺)が山の手にひっそりと建っておりました。






2011年7月25日月曜日

松花堂

嬉しいことがあって今日は松花堂へちょぴりの贅沢ランチ、とはいっても「松花堂弁当」をいただきに
その後は庭園の散策を楽しみました。




「松花堂弁当」は八幡にあった松花堂の4つ切り
箱から吉兆の創立者湯木貞一さんが
茶懐石弁当を作りこれが世に広まったのだそうです。










お菓子はゆり根を練り中には小豆のこしあん、珍しい和菓子でした


                              

「雪富正月屋」とはどういう意味なのかしらと疑問に?
接客係りの方にお尋ねすると親切に教えくださいました。吉兆のご先祖が廻船問屋を営んでいた
屋号が「正月屋」であり、ある日創業者の親族の会合の席で丁度雪が降ってきたので雪は湯木
降るは富る,富が降り注ぐのごとく来るようにと願ってつけたそうです。


松花堂昭乗ゆかりの庭園は外薗,内薗があって四季折々に出かけてみるには最高の場所です。





草庵「松花堂」は天井画の日輪と鳳凰が鮮やかな色彩を放っていました。
超一流の文化人と言われ風雅を愛で書は
「松花堂流」という書風を確立しました。
また茶の湯は文化人との交流のサロンだたのでしょうか・・・・・・・
昭乗はここで生活をし生涯を閉じたのだそうですが、今の私達には仙人のよう・・・・・・





女郎花供養塔
この供養塔は京都と男山に2人の妻がおり,京の妻があまりに帰ってこない夫を男山に訪ねて来たのですが、妻があることを知って恨んで入水したのです。
死んだ妻の衣が朽ちそこに女郎花が咲いたという。このことを知った男は自責の念にかられ自らも入水したのでした。
この死を哀れんで塚が建てられたのだそうです。
1200年の長い間に風雨に雪にも晒されて丸くなった五輪塔は何故か切ない思いがしませんか。






 この庭園は東車塚古墳(前方後円墳)もありました、この辺りには古墳がたくさん見られるんだそうです。
暑い夏の真っ盛り涼を求めていくには最高・・・・・・・
太陽の当たらない場所があってそこへ行くとヒンヤリとした肌触りが心地いいのでした。







2011年7月19日火曜日

ながれ橋


小雨の中、一度訪れてみたいと思っていた「流れ橋」に行ってきました。
「流れ橋」は木津川に架かっている橋(上津屋橋の通称)全長356.5m現存する最も長い木造橋なだのそうです。






橋は八幡市と久御山町を結び歩行者、自転車専用道路として多くの人が利用しています。












「流れ橋」は木津川が増水して橋板まで水に浸かると、橋板が浮かび八つに分割してワイヤーで
繋がれた板が吹き流しのように流れる、水が引けばワイヤーを引っ張って板を寄せ、敷き並べて
元にもどす。

緑に囲まれた砂原は広々としていて気持ちいい~
「流れ橋」はこれまで何度も流失したそうですが、今も自然の中に在ってすごーくのんびり出来る
場所だなぁ~と思いました。
この橋はまた時代劇の撮影などにも使われたりするそうです。
レンタサイクルもしてましたよ。
橋から五分ほどの所に「四季彩館」と言う交流センターが在って宿泊出来、売店では地元の食材を使った食品も売っておりまた「体験教室」もありと多彩、私達は温泉(天然鉱石)に入ってきました。

2011年7月18日月曜日

サッカー女子ワールドカップ

なでしこジャパンおめでとう!!
日本中が喜びの声で湧いています。
TV中継はハラハラ・ドキドキ、PK戦で3対2で制したときには感動!!!!2人でうるうるです。
ゴールドシャワーを浴びる選手達の顔はとても美しく、晴れ晴れとした顔つきで私達にも彼女達の
嬉しさが伝わってくるのでした。
なでしこの力は諦めない力だとか、前を向いてがんばった心が一緒になって「ゴールドメダル」という
大きな喜びとなったのでしょう。
東日本大震災に協力して下さった人たちに「世界の友へ感謝します」と言うメセージを掲げ場内の方
にも「ありがとう」の気持ちを伝えていました。
なでしこの心「力」が被災地にも届きますように祈っております。

2011年7月15日金曜日

陶芸教室

最近親しくさせてて頂いている方が陶芸の趣味が高じてご自宅で作業が出来るように一部を改造
されていて作品作りに精を出してしてみえます。
私達5人、土も触った事もないような者が無理言って作品を作ることをお願いしたのです。


彼女は芸術的な事が大好です。油絵も書くのでさっさとご自分の好きなように型を決めて
作り上げてしまいます。
絵付けも心得たものです。














彼女のようにとってもかわいい作品になっています。
小さなピッチャーはなかなか大変でとても骨を折っていましたが。出来上がりに満足の様子でした。








なかなかユーモラスな猫ちゃんですね。
ちょっと見には大様な方のよう・・・・・
作品は丁寧で細やかで色も美しいですよね。















彼女のお魚は小さくてかわいい~
私達のクラブの仲間の人に「Good」傑作と褒めたたえられ差し上げていました。







私の作品です。小さな魚は鯉のぼりのつもりで作りました。其の月の箸し置きを使って食事をする事が美味しく食事をいただける一つにもなっています。
鮃(?)のつもりは土のこね方が悪かったそうで割れ目が入ってしまいましたが目が可愛い・・・・

私達5人同じように作りましたが、同じ課題でもそれぞれその人の持つ特徴が出るものですね。
年齢を重ねると共に柔軟性欠ける傾向がある様に思います、気をつけなければ人は一人では生きてはいけないのだから・・・・・・・








2011年7月13日水曜日

えんま様

子供のころ母親から「悪いことしたらえんま様が舌を抜きに来るからね」と驚かされておりましたが
「千本ゑんま堂」で夏の夜間特別拝観「風祭り」が行われているのを知りおとずれてみました。
何故か懐かしい感じのする商店街の通りにありました。


平安時代の歌人小野篁(802~853)が閻魔大王を刻んで建立したほこらだという
小野篁卿は昼は宮中、夜は井戸を通って閻魔様に仕えたと云われています。
応仁の乱で焼失した閻魔大王を仏師定勢が刻んだのがいまの御本尊様です。(1488)









閻魔様の左にお座りの司録尊象さまは極楽か地獄かの審判をくだすためのえんま帳に記録を
かく係りだそうで手に帳面をもってみえました。
ここには書かれたくないな・・・・・・






                      
梶の葉は面白い形をしていて昔はこれに「歌」を書いて送った
のでしょうか。
私達も梶の葉に願い事を書きお堂の入り口に吊るしました。
枯れ丸まって他の人には読めなくなってしまうそうです。                                





よく見えませんが提灯の前に梶の葉の願い葉が沢山吊り下がっています
庵主様の法話がありましたが、あの世とこの世の間を行き来し法儀をこの世に持ち帰った風の人
そしてえんま様のお話は不思議の世界でした。
その後お香を楽しませていただきました、初めてのお香でしたが作法を教わり3つの香木の香りを
かぐ体験が出来ました。

2011年7月11日月曜日

疎水

琵琶湖疏水は琵琶湖の湖水を京都へ通すために作られた水路であって、市内に水力発電所があったことは知らず、蹴上げの水路閣についてしか分かりませんでした。
明治23年(1890)に琵琶湖疏水が竣工されました。


レンガ作りが明治色

夷川水力発電所は大正3年(1914)に建設され以来京都市内に電力を送電しているそうです。
滔滔と流れる水は美しく,澄んだ色は音と共に私に感動をくれました。


この辺りが白川御所南殿跡 

疎水に沿って歩く遊歩道は暑さも忘れ、平安京の時代を勝手にイメージしての散歩は夢が膨らむ。


令泉通りにはこのような町家がありました

ゆったりと流れる疎水を眺め帰った後、まだ先が見えない福島原発の事故は、放射能がどうなっているのかも分からず、不安と向きあって暮らさなければならない人々の生活が早く終結することを願ってやみません。

2011年7月10日日曜日

蓮の花

いつも通っている道路の脇に蓮池があり梅雨の時期になると、きれいなピンク色の花が咲きます。
早朝花が咲くとき「ぽん」と音を立てると聞いていたので,待っていましたがなかなかチャンスがなく
諦めました。


葉は蝋状になっているので撥水性があり、雨上がりには水玉ができるのです。











蓮の花は早朝咲き花の開花は3回繰り返し
4日目に花びらが散るのだとか。
花は16弁です。


花が散った後の花托


蓮の花は「連華」,地下茎は「蓮根」と言います。
蓮根は輪切りすると沢山の穴があいており「先を見通す」と縁起のいい食べ物で、お正月の御節の
料理にも使われます。
近年は花粉症にも効果があるとか言われておりますが・・・・・








蓮池の畦の隣は田んぼ、苗が植えられて水が
張られておりました。
畦を歩いていくと蛙がピョンピョン水田の中に飛び込みます、よく見るとなんとまだ尻尾がありますが高く飛びます、驚き・・・・・





「三室戸寺」では蓮の葉にお酒を入れて茎から飲む「ハス酒を楽しむ会」が行われているそうですが今年も行くことができず、とても残念な思いをしています。
「象鼻杯」と言って、飲む姿が象が鼻を上げている姿に似ているからだそうです。
鬼が笑うでしょうが来年こそ・・・・・・・・。



2011年7月8日金曜日

七夕様

7月7日七夕祭り、年に一度の逢瀬だというのに雨が降りました。
天の川の牽牛星と織女星が相会する日だというのに残念な日となって,雨の中で逢う二人には逢合橋での逢瀬もまた楽しかったのかも・・・・・・・


牛石(枚方市香里ヶ丘)



中山観音寺跡に牛石(牽牛石)といわれる大き
な石があります。

牽牛の妻迎え船こぎ出らし
天の川原に霧の立てるは
山上憶良








七夕にはこの牛石(彦星)と天の川向こう岸にある機物神社の織姫が逢瀬を楽しむ・・・・・
一年に一夜と思えどたなはたの
逢ひ見む秋のかきりなき哉
紀 貫之

機物神社(交野市倉冶)
平安時代にはこの辺りを「交野が原」といって天体崇拝、文学的趣味から大勢の宮廷人が訪れて
いたのだそうです。
神社には「多羅葉樹」という樹木があり、葉の裏に字を書くと鮮やかに文字が表れます。
七夕の短冊の代わりとして願い事を書いていたそうです。



マンションの子供たちが七夕の願い事を書いた笹飾りが玄関先に飾ってありました。
何をお願いしたのか私には分かりませんでしたが、子供たちの「のぞみ」を叶えてあげて下さい。
私の「願い事」もお願いします。

2011年7月6日水曜日

オクラ

初めてのオクラの栽培(ちょとオーバーですが・・・・・)ベランダでプランタンに2本植えました。
最初いただいた苗は余りの強風に萎えてしまいましたので、二代目の苗を買って植えることにしたのです、今度は無事大きくなって花もさきました。

アフリカ原産花は黄色で可愛い、夜から早朝まで昼までにしぼんでしまう

こんなに大き莢になたのです

山芋をすってオクラと混ぜて美味しくいただきました



















オクラは熱帯では多年草,霜枯れし寒さに弱く日本では一年草なのだそうです。

一本ですが我が家のオクラを採る事が出来たことはても嬉しいことです、まだこれから
もう一本の苗のほうにも小さな莢が出来ており楽しみ、粘り気でパワーをつけてこの夏をのり切りたいものです。