2012年6月26日火曜日

岩船寺(京都)

今日は夫のゴルフ行きに付き合って朝の4時半に起床、1日たっぷりのフリータイムがあります。
「気まぐれでゴルフ場に近い「岩船寺」へ行くかもしれないよー」と夫に一言・・・
今日は梅雨の晴れ間の絶好の洗濯日和の1日ですとの天気予報を聞き決行することにしました。
「木津」から関西本線で「加茂」までです、懐かしい中学の修学旅行の時に「河曲」から「箱根」まで関西本線に乗って以来のひと駅利用でした。




JR加茂駅
「加茂」から木津のコミニティーバスがなんと不便な事でしょう、45分待ち惚けなのです。
近くのカフェに入って美味しい紅茶をいただけたのがラッキーでしたね。


岩船寺山門
山門からの参道の両側には紫陽花がきれいに咲き、奥には朱の塔が見られます。

三重塔(重要文化財)
塔は室町時代の嘉吉2年(1442)の刻銘がありこの時の建立とされています。
内部の壁画は鎌倉時代の遺風を残す室町時代の作と見られ、画風は南部仏画の影響が強い
色彩が施された仏画がみられるそうです。




隅鬼
         








いろんな場所から見ることが出来る三重塔はアマチュアカメラマンの「ここが腕のみせどころか」と
言わんと許りに中高年層が多いこと・・・・
「隅鬼」は4隅の垂木を支えるおかしな顔のお猿さんのような・・・鬼のような・・・
魔よけになっているのでしょうか。


本堂
天平元年(729)聖武天皇が僧行基に命じて阿弥陀堂を建立したのに始まり、最盛期には広大な
境内に39の坊舎があったが、度重なる兵火で大半を失い、その後徳川家康・秀忠親子の寄進により本堂などが修復されました。
本尊さまは「阿弥陀如来座像」で行基作と伝えられています。
とても素晴らしいお顔でした。




                                                                     

鐘楼へ続く小道















「いかされていることに感謝してこころを込めて
おつき下さい」   合掌

私もこのように花を見て「美しい」と感じる事の出来る「今」に感謝して鐘の響きに浸っておりました。




阿字池


池にはピンクと沢山の白い睡蓮の花が咲いていましたが、日本には未草(ヒツジクサ)の一種類
のみ自生して未の刻(午後2時頃)に咲かせる事からその名が付いたといわれますが
実際には明るくなると咲き暗くなると閉じます。
現在では品種改良した睡蓮がいろいろあるそうです。

十三重石塔(鎌倉時代)
正和3年(1314)妙空僧上の建立と伝えられる。
初重の軸石の4面には金剛界4仏の梵字が刻まれており、軸石の中からは水晶5輪舎利塔が
見つけ出されたのだそうです。


石室不動明王立像(鎌倉時代)
花崗岩で前に2本の石柱を立て、屋根は一枚の石をかけた寄棟造りの珍しい祠です。
一枚の石に不動明王立像が彫られておまつりされています。
身近な人の守り本尊さま、花に囲まれいるお不動さんに私もしっかりとお参りをさせていただきましたよ。


厄除け地蔵菩薩(鎌倉時代)
我が家に厄介な事が起こりませぬように、手の届く近さのお地蔵さまによくお願いしておきました。






貝吹岩への道













貝吹岩への道を少し歩くとワーと視界が広がって見え、素晴らしい眺めです。
ここに大きな岩があるのですが、その上でご夫婦が寛いでいらしたので写真は遠慮しました。
39もの坊舎があった頃、山の僧を集めるために法螺貝を鳴らした岩場です。















色とりどりのアジサイの花があまり手を掛けられた風でもなく、自然の中にあるよう・・・・・



沙羅双樹の花にミツバチが甘い蜜を求めて、カメラを近づけても一向に逃げもせず密を集めているのでしょうか・・・


こんなに綺麗な玉虫色の頭に黒にくっきりとした白線が一本。
これって蝶なのでしょうか?
ネットで調べてみましたがなんとかわいそうに「ガ」だったのです。
でも名前にはかわいい「ホタル」という名前が付けられた「ガ」なのでした。

岩風呂(鎌倉時代)
39坊へ参る修行僧が身を清めるために入った風呂ですが、冬は氷が張るでしょうし大変な修行
だった事でしょうね。


遅いお昼はお寺の下で「山彩ちらし」おいしい精進みたいでした。
お餅に梅干、大袋のほうじ茶に草もちといっぱい買い込み、「JR木津」で夫と待ち合わせ帰りは
お陰さまで楽できました。
ありがとう!!



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