2012年6月20日水曜日

信女堂の菩提樹

台風一過の青空になるだろうからと、今日は真如堂の菩提樹の花を見てみたいと思っていたのに
意に反して雲行きが怪しい 、でも決めたからには実行しょうと・・・



京阪神宮丸太町駅を出たところにレンタサイクルショップがあり、これは便利だ借りねばと入って
みましたが、なんと無人でクレジットカードの利用者のみのショップだったのです、
私は一瞬「自信ないなーどうしたものかいなぁ」と迷った一方「いやいや何事もやってみなくては」と
トライする事に、諦めないでよかった~。
この白い自転車借りる事が出来ましたね、そして疏水に沿って真如堂に走りだしました。



まだ走って間もないのに銅線を編んでおるおじさんに目が留まってしまいました。
「ここに座って水の落ちる音を聞いていると無心になれるから、いつもこうして編んでいますが
私にとって幸せを感じさせてくれる空間ですよ」と
何とも笑顔最高のおじいさんと暫らく話して「帰りも寄りますよ」と約束してここを離れました。
因みに私は蓋の付いた籠を買いました。








アオサギかな?










夷川水力発電所は昨年ブログに書きましたが、今でも京都市内に送電しています。


総門

何度も尋ね細い坂道を上り、住宅地の中にある「真如堂」にやっと着きました。




白黒にゃん子がのんびりとお昼ねタイムです。
このお寺は正式には「真正極楽寺」という天台宗のお寺そうですが、ねこちゃんも極楽そのもののご様子ですね。




みどりのトンネルの参道の向こうには「本堂」がみえます。
984年(永観2年)の創建ですが「応仁の乱」で京都は戦乱の世になり焼失、「本堂」 「三重塔」とも江戸時代に再建されたそうです。

三重塔
高さ30メートルの本瓦葺で組んだ木は白く塗られ、どっしりとした構えに風格があり好きですね。


菩提樹






菩提樹の花
臨済宗の開祖栄西が中国から持ち帰ったと伝えられています。
お釈迦さまは菩提樹の木の下で悟りを開いたと言われておりますが、それはインドボダイジュの木なんだそうです。
咲いた花は淡黄色でパーと花火のようで、あまーい香りが周りを包んでいました。

菩提樹と真如堂
真如堂に安置されている「木造阿弥陀如来像」は藤原時代最古の像とされているそうです。

鎌倉時代の「燈明寺石燈籠」

枯山水の涅槃の庭












東山36峰借景に北を枕にしたお釈迦さまと周りを動物が囲んでいる様子を表現しています。



きれいに整えられた誰もいない庭園で暫しありて、なんと贅沢な・・・・・




本堂の回廊から見た三重塔です。
薄曇の中に見える屋根と相輪はとてもうつくしい!


きょうは菩提樹の花も見ることが出来ました。
帰りは楽にスーイスーイがまた何処かで間違えました、またまた迷子の人になってしまいましたが「聖護院本店」の看板を見つけお土産に八橋三昧、店員さんに帰り道を聞き無事レンタサイクルも返してのんびり各駅停車で帰りましたが、おじいさんの約束は守れず「御免なさい」です。



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