3日間の山陰への旅行に出かける事となり、予報に反して天候に恵まれ、宿泊先のホテルも思った
以上に感じよく思い出に残る旅をすることが出来ました。
快晴の中、米子自動車道を快適に走る・・・・・・
窓の向こうには大山の美しい姿を見る事ができました。
この大門の廃材を使い「古門堂」を建立 |
旅の最初は「清水寺」です。
この大門は文化年間に「三斉流茶道」の奥義を究めた恵教和尚が建立された。
残念なことに「根本堂」は修理中で拝見できませんでした。
木造三重多宝塔 |
龍の素晴らしい彫刻です |
587年に開かれた天台宗の古刹。ゆるく穏やかな階段を上っていくと大門があり、さらに上へと登ると清水寺はあります。
千年杉が並び、総ヒノキ造り木造の三重塔が立派(1859年地方大工が3世代に渡って造り上げたのだそうです)
蓮乗院門 |
清水寺の境内にある「連乗院」ここには恵教和尚が裏山の岩石を削り取って、茶庭を造りお茶室
「古門堂」・「厳松軒」を建立、古門堂は三坪の草庵です
古門堂 |
見える灯ろうは梁の抜き穴を利用し
あんどん式に茶室、水屋、台所を照らしていました。
このふすま絵は谷文晁です
お殿様はこの厳松軒のお茶室でお茶を楽しみ、またここから見える三重塔の情景がお好きだったと聞きました。住職さんが「あなたも座って景色を楽しんでみなさい」と言って下さいましたが、
200年以上も経っていますから・・・・・・。
お土産には清水ようかんに決めていました。素敵にお年を召したお話し上手なおばあちゃんのお店で買うことにしました。
次は足立美術館を目指して穏やかな風景を楽しみつつドライブイング。
足立美術館正面 |
庭園がすばらしと聞いており、一度訪れてみたいと思い続けていた美術館でしたが何とまあ大きな
ガラスの向こうに見える庭園風景に圧倒されたのでした。
寿立庵 |
壁は油を混ぜて塗っており、長年の間に何とも言えない落ち着いた金色になっていました。
外壁は一面に蛍が飛んでいるように見えます。
お薄をいただきましたが、いい具合で至福の一服でした。
このような海鼠塀の前にはおもしろい作品が「女と猫とバィオリン弾き」組み合わせがいいなぁ~。
作者は富田憲二さんです。
この獅子は竹内栖鳳の作品の部分です
日本の名立たる方の動物画をこんなにして一挙に見る
事が出来るなんてよかーた。
一つ一つの作品にある動物の力が伝わって来るのでした。
「無我」も再び鑑賞できましたが、私の好きな小野竹喬さんを見られなかったのが残念です。
閉館までゆっくり絵画にひたり、後は湯の香る玉造温泉へ一直線です。
お湯も食事もスケジュールも満点の1日でした。
明日は「出雲大社」と「石見銀山」ゆっくりやすみます。
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