2011年10月31日月曜日

正倉院展(第63回)

すっきりと晴れ渡った秋の午後の日、予定の練習もなくなり来週の予定を変え早速正倉院展へ
行くことに決めました。
昨年は行くことも出来ずに悔しい思いをしていましたから、チャンスは逃さず早い目に・・・・・・。


覚悟はしていましたが多くの人の列に、団体のバスも駐車場にいっぱいです。もう何回も見ている
人は心得た様子で、小型の望遠鏡持参です。




私達は少し時間をずらして入りましたから思う存分見ることが出来、奈良の時代の宝物を十分に楽しめました。

黄熱香       (天理時報社)

この香木は「黄熱香」ですが別名を天下の名香といわれる「蘭奢待」です。
「東」「大」「寺」の文字が隠されており、14年ぶりに公開されました。
足利義政、織田信長などが切り取ったと伝えられています、
明治天皇は「薫香馥郁として芳し」と仰せられ楽しまれたそうです。

金銀鈿荘唐太刀      (天野時報社) 

聖武天皇の遺愛品です。
唐で作られた儀式に用いられる太刀と考えられており、唐草模様の透かし彫りをした金具には水晶や青、珊瑚色のガラス玉がはめられておりそれは美しいものでした。



今回の公開には宝物62点が展示さていて、光明皇后が聖武天皇を思い出される悲しみに心が
崩れそうになるので、遺愛のものを大仏さまに献納され冥福を祈られたそうです。


時間に余裕があったのですこし散策ををしてきました。

旧大乗院庭園
明治の2年の廃仏毀釈により廃寺となったが、中世の姿を残す庭園は残され1958年国の名勝に
指定されました。

荒池からの奈良ホテル
奈良ホテルは明治42年当時「関西の迎賓館」として大乗寺の跡地に建てられたそうです。
奈良公園の中にあって夜の公園はどんな様子かしら・・・・・・・。
1度100年のホテルの雰囲気を径験してみたいと思いますが?



正倉院の宝物を見ながら、中学の修学旅行でガイドさんが「ここには奈良時代の宝物が入っているのですよ」と説明しましたが、私はテストに出ていたなぁ~と上の空でいたものですが、
あれからもう半世紀もたちました、この切手を買って久し振りにお友達にも近況を尋ねてみましょう。



2011年10月23日日曜日

京都時代祭

10月22日は平安遷都の日(京都の誕生日)京の都としての歴史が当時の衣装をまっとた行列を見て時代の流れもよく分かったのでした。
22日は雨で23日に時代祭の行列が行われました。


三条大橋も両側に大勢の見物の人・人・人自動車は2時間ストップおまわりさんも大変です。


先頭には京都府警・平安騎馬隊、先導は凛々しい姿の婦警さんとてもかっこ好かったですね。



1300年に向けていつも新しい古都のスローガンを掲げて。



名誉奉行の馬車には京都知事・市長さんが乗っていらしゃいました



維新勤皇隊列(明治維新時代)


明治維新の時に有志が官軍に加勢しましたが、その時の扮装で鼓笛隊と共に維新の先頭を行きました。















幕末志士列(明治維新時代)

維新志士にはさまれて七卿落の列






徳川城使上洛列(江戸時代)

徳川幕府が朝廷に敬意を示すためにの当時の
行列です。









この行列は京都市の各学区が集まり平安講社を構成している人たちの列です。














江戸時代婦人列(江戸時代)





孝明天皇の妹皇女和宮


江戸時代を代表する女性達の列です。
とても華やかで美しい行列です。










吉野太夫は京都の太夫に代々伝わる名跡で、教養のある女性であったそうです。




豊公参朝列(安土、桃山時代)


朝廷参上の行列は正装した牛車に大名と供の者たちの行列です。














織田公上洛列(安土桃山時代)


天下統一のため織田信長が上洛した時
羽柴秀吉や柴田勝家もいました。














室町洛中風俗列(室町時代)                         


太鼓や笛を吹き長い列です。













楠公上洛列(吉野時代)  楠木正成一族の行列です。




中世婦人列(鎌倉、室町時代)



大原女

大原の女子が蒔きや炭を頭にのせて都で売って
いました。













淀君

豊臣秀吉の側室で秀頼公の母君です。














藤原為家室(阿佛尼)

為相の母、「十六夜日記」を書きました。

















静御前

源義経の愛妾です。











城南やぶさめ列(鎌倉時代)






やぶさめは平安朝から行われた騎射の技で
馬場に3つの的をたて馬を走らせて的をねらい射ます。











藤原公卿朝列(藤原時代




平安時代婦人行列(平安時代)


巴御前

木曽義仲の愛妾「女武者」として有名で馬に乗り戦いに加わた。













紫式部

歌人、中古三十六歌仙の1人
「源氏物語」「紫式部日記」などの作者です。

清少納言

おなじ歌人であり三十六歌仙の1人
「枕草子」を書いています。













小野小町

女流歌人六歌仙、三十六歌仙の1人です。
絶世の美女であったと言われております。







百済王明信

生まれは枚方市中宮だったんです。
恒武天皇の皇子の初恋の女性でした。









延暦武官・文官行進列(延暦寺代)







神饌講列

時代当日の道具、神前に供えるものを奉献する役目の人達です。














前列





雅楽、子供が胡蝶の美しい衣装をつけての行列です














神幸列

衣冠束帯の最高の正装(お公家さん)を着けた
行列でした。


















白川女献花列


比叡山の山すそ白川の花畑の花を頭にのせて売り歩きます。








弓箭列


明治維新の時官軍に参加して維新で活躍をしたと言われる丹波の弓の名手の行列です。











この行列が最後の人になりました。
2キロKの長い行列でした。これが最初で最後の「京都時代祭」の見物になる事と思います。
待つこと1時間30分、見物2時間、疲労困憊疲れた~。

先斗町通の歌舞練場で踊りの会があったのか芸者さん、可愛い舞妓さんに会えてラッキー・・・・・





可愛い舞妓さんは気持ちよく写真を撮らせて下さり、だらりの帯がまたいいでしょう。

お気に入りの「おめん」でお食事をして寛永堂のボーロを買って帰りました。