2011年7月13日水曜日

えんま様

子供のころ母親から「悪いことしたらえんま様が舌を抜きに来るからね」と驚かされておりましたが
「千本ゑんま堂」で夏の夜間特別拝観「風祭り」が行われているのを知りおとずれてみました。
何故か懐かしい感じのする商店街の通りにありました。


平安時代の歌人小野篁(802~853)が閻魔大王を刻んで建立したほこらだという
小野篁卿は昼は宮中、夜は井戸を通って閻魔様に仕えたと云われています。
応仁の乱で焼失した閻魔大王を仏師定勢が刻んだのがいまの御本尊様です。(1488)









閻魔様の左にお座りの司録尊象さまは極楽か地獄かの審判をくだすためのえんま帳に記録を
かく係りだそうで手に帳面をもってみえました。
ここには書かれたくないな・・・・・・






                      
梶の葉は面白い形をしていて昔はこれに「歌」を書いて送った
のでしょうか。
私達も梶の葉に願い事を書きお堂の入り口に吊るしました。
枯れ丸まって他の人には読めなくなってしまうそうです。                                





よく見えませんが提灯の前に梶の葉の願い葉が沢山吊り下がっています
庵主様の法話がありましたが、あの世とこの世の間を行き来し法儀をこの世に持ち帰った風の人
そしてえんま様のお話は不思議の世界でした。
その後お香を楽しませていただきました、初めてのお香でしたが作法を教わり3つの香木の香りを
かぐ体験が出来ました。

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