2013年4月9日火曜日

原谷苑の桜&仁和寺の御室桜

ジムの仲間の方から夫が「原谷苑」の桜は一度見ておくべきですと薦められており、お弁当を予約して出かけることになりました。

「原谷苑」には駐車場がなく金閣寺まで戻って再びタクシーで行く事になってしまいました。
入苑料は高くて1500円因みに私達は1200円でした。

原谷苑入苑チケット
入るとそこは花の散歩道になっており香りと共に進みます。

花のトンネル

紅しだれ桜・雪やなぎ・連翹
小山は花に囲まれ今正に春爛漫です。





戦後外地から引き揚げた人の農地開拓の途中の農園を
昭和30年ごろに先代が譲り受けたが農作物が育たず
桜・紅葉・つつじなど鑑賞木、梅・桃・柿など果樹木と数種類の
樹木を植え、2代目の方がここに住み山の木や花の手入れをし
楽しんでいたのを何時しか人伝えに広がり、桜の季節のみ
一般公開するようになり「原谷苑」と名付けられたそうです。





さくら・さくら・さくら・・・ピンク色ののシャワーを浴びているようでしょう。



予約しておいたお弁当を満開の桜の下の縁台でいただくことにしました。

幕の内弁当
お弁当は会席料理で知られた「泉仙」のでしょうかしら?
京のお弁当らしくつつましく見た目もお味にも二人共大満足しました。
勿論デザートには桜餅をいただきましたが、葉っぱここの桜の葉っぱかな・・・



縁台に寝転がって空を見上げるとブルーのカンバスにピンクの花が描かれ輝いて見えます。


見事な紅しだれ桜にこれでもかと競い合うように咲く花にとにかく来て見なくては・・・
本当に圧倒されますから・・・



ぼんぼりがまたとてもここの雰囲気を出してお姫様でもいたら似合いそうな感じで素敵な場です。



華やかな花に酔い痴れるとはこういうことを言うのかしら・・・



タクシーで金閣寺の駐車場へ戻って運転者さんから教えていただいた御室桜を見るために
今日は桜の梯子となりました。


仁和寺二王門(重要文化財)
江戸時代初期に建てられた和様式で両側に阿吽の二王像が安置されています。




御室桜(国の名勝)
「御室桜」は1696年伽藍再建の時に植えられましたが、背が低いのは粘土質で酸素や栄養分が
少なく桜の根が伸ばせない要因の一つになっていると言われています。
江戸時代中期には庶民に桜の名所として親しまれていたそうなんです。

御室桜と五重塔(重要文化財)

御室桜

境内には200本の桜があり御室桜・厚物桜・おたふく桜などと呼ばれ京の名物となっています。

「わたしゃおたふく おむろの桜 はなが低くて 人がよい」と謡われて・・・
タクシーの運転手さんのお話しでは京都で「まるで御室桜のようですね」とは女性の最高の褒め言葉ですと言ってましたが時代の移り変わりかな?


五重塔
寛永21年(1644)に建立され屋根がほぼ同じ大きさの江戸時代の様式を表わしいます。
山桜に三つ葉つつじと萌黄色に映える五重塔です。

三つ葉つつじ
珍しいのか満開の紅紫色のつつじの前には外国人観光客の人集りで私は小振りのこちらをパチリ


仁和寺御殿のお庭も拝見してきました。

仁和寺御殿拝観チケット
宸殿には2つの庭があり南庭は勅使門から白川砂が美しく升目に敷かれ枯山水の庭には「左近の桜」「右近の橘」が植えられておりましたが、雛飾りは右・左どちらに飾っていたのか疑問が・・・

勅使門に南庭

北には池泉回遊式の庭になっており五重塔に光格天皇が好まれたという茶室「飛濤亭」も見られ
予約をすれば拝観出来るそうです。


私達は暫しここに腰を下ろして美しい桜を見られた贅沢な時の幸せ気分に浸ってきました。


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