2012年8月3日金曜日

頼朝と重慶展 (奈良国立博物館)

奈良国立博物館で開催中の「頼朝と重源」ー東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆ー特別展に暑い
中にどうしても見たい宝物があって出かけました。




治承4年(1180)平氏軍が東大寺・興福寺(7つの寺や堂塔)など南部
一帯を焼き討にしたのです。

東大寺盧舎那大仏は大きな被害をうけましたが
後白河法皇は造寺造仏を命じ、藤原氏、頼朝らによる寄進で大仏再興は
進められましたた。

この時再生すべく大勧進として乗り出したのが俊乗房重源なのです。

重源亡き後栄西・行勇に大勧進は引き継がれ半世紀もの復興の軌跡が
分かりました。









重源上人座像(奈良・東大寺蔵) 国宝 postcard 
いつもは「俊乗堂」にと呼ばれる小さなお堂に座ってみえますが、7月5日の法要の後には一般
公開されますから拝見できるそうです。
国宝・快慶作と伝えられています。

伝源頼朝像(京都神護寺蔵) 国宝 postcard
「1192作ろう鎌倉幕府と」憶えている幕府の征夷大将軍に任じられました。
今では1185年説もあり、肖像画といい歴史は・・・
束帯姿で太刀を着けた姿は威儀を感じさせられますね。

後白河法皇座像(京都長講堂蔵) postcard
「長講堂」は非公開ですが毎年4月13日法皇忌法要の時には開帳されるそうです。

像形八幡神座像(東大寺蔵) 国宝 postcard
建仁元年(1201)快慶により新造されました。
あまり目に触れるところではない秘仏として安置されていたのでしょう、鎌倉時代の仏さまとは
思えない鮮やかな色彩に驚きました。
八幡殿に安置され10月5日に開扉されます。

籬菊螺鈿蒔絵硯箱(鎌倉鶴岡八幡宮蔵) 国宝 postcard
源頼朝が後白河法皇より下された硯箱を鶴岡八幡宮に奉納されたといわれます。

阿弥陀如来立像(東大寺) postcard
快慶によって造られました。
俊乗堂の厨子に納められているそうです。
「釘打の弥陀」とも呼ばれますが親鸞が業の後京都に戻る際、特にこの阿弥陀さまを信仰して
おり持ち帰ろうとしたのを東大寺のお坊さんが止めるために、右足の甲に大きな釘を打ち付けて
しまったのだとか。
とても均整のとれた微笑み加減のお顔の具合が私はすきです。

(パンフレットから)

治承4年(1180)平氏の焼き討ちで盧舎那大仏が焼け落ちる様を描いています。


僧侶の偉大な力を知る思いがしましたが、宝物のすばらしい事は勿論ですが展示物がすごーく
見やすく大満足でした。
出来たらもう一度見てみたい!!


続きがあるのですが・・・。


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