また山の中のお寺に海に住むとは何とおかしな名前のお寺さんかしらと興味を持ったのですが
縁があってやっと今日訪れる事が出来ました。
山里のくねくね道を上がって行くと朱色の門が見えてきました。
門を振リかえると里 |
楼門 |
「みかの原 わきて流るる いづみ川
いつ見きてとか 恋しかるらむ」と
百人一首に歌われるみかのはらが門から
一望することが出来ます。
石段を上がると山門 |
お寺にしめ縄 |
本堂 |
したと伝えられています。
十一面観音立像(重文) postcard |
天平時代の一木彫りで高さは1.7mあります。
今年の初めに奈良の博物館で拝見しましたが、やはり収まるところでお会いするのが一番有り難く思うものですよね。
やくよけ観音さまとして信仰が篤いそうです。
なんともおかしな狛犬ですが
何処を向いているのでしょうかしら・・・
岩風呂 |
身を整えられ本殿へと参られたのでしょうね?
文殊堂(重要文化財) |
文殊堂 |
「文殊堂」は鎌倉時代・正和元年(1312)建立。
寄棟造・銅版葺とても簡素ですが重々しさがある建物です。
五重塔(国宝) |
木造五重塔・総高17.7mと小形で六重にみえますが一番下の部分は裳腰とよばれる屋根があり
角柱で支えられていました。
五重塔で裳腰があるのは法隆寺と2塔だけで、また室生寺についで2番目に小さい木造五重塔なのだとか。
また境内には願いを成就して下さるという多くのお地蔵さまが立っていました。
「願いを叶えるなすのこしかけ」という腰掛があり茄子の花は一つの無駄もなく実を結びまた「成す」と語呂が同じところから努力は報われ願いは叶うということで私も願かけてきましたが
座るだけではねぇー
なすの腰かけ |
近頃「努力」という言葉さえもをすっかり忘れていたかも・・・
少しは自分自身に気合をいれましょうと思う「茄子のこしかけ」のお話でした。
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