2011年12月4日日曜日

神峰山寺(かぶさんじ)

日曜日の午後暖かいので早めに昼食を済ませ高槻市にある神峰山寺に行くことにしました。
以前新聞でこのお寺の記事を読み関心を持っていましたから、それほど遠くもなく訪れることにしました。


ここは天台宗のお寺神峰山寺の参道になるのでしょうが、鳥居がありました。
神仏習合の名残がここに残っていたのでしょうか。

牛地蔵
このお地蔵さんは江戸時代に京坂越えで荷物を運ぶために使われた牛を労わって、牛の地蔵さまをお祀りしたようです。
お参りする人たちが撫でるのでつるつるになっています。


参道は車でもに行くことは出来ますが、ここは十分に注意をしなが歩いていくとそれは美しい風景に出会えます。

勧請掛(かんじょうかけ)
縄にしきみを結びつけた物です。12本の掛け物は薬師如来の12神将を示しているそうです。
聖地との境界を意味していますが、大阪商人はその長短などで米価や株価を占ったと言われます。



 










参堂を歩いていると
緑の中に赤や黄色に染まったもみじが、それは
きれいです。


梵字で書かれた道標
参道の端っこにポッンと立っていました。「七町」は約760m程ですからこの道標を見た古の参拝の人達はきっと「ホッ」としたことでしょうね。


仁王門

神峰山寺は天台宗のお寺です。
役行者小角(おずぬ)が開山し770年頃に開成皇子が創建しました。




仁王門から本堂への参道はもみじもの葉っぱも落ちて、回りは紅色に染まりまた違った趣がありました。



本堂
本尊の毘沙門天は平安時代後期の木造で、日本で最初の毘沙門天なのだそうです。

菩提樹の木
本堂の前庭には大きな古木がありました。
この菩提樹の木は高槻市の古木として指定されていました。
お釈迦様が菩提樹の木の下で「悟り」を開かれたといいますからお寺の境内には良く見られますが
生命というか何か不思議な力を感じさせる木でした。







銀杏の木かと思うほど大きく黄色のもみじ、あまりの立派さ暫しみとれていました。
赤いもみじも負けず劣らず競い合っています。






開山堂
もみじの落ち葉が美しい


















開山堂は神峰山寺を開山した役行者小角を祀っています。


鐘楼
ここの鐘楼は「鐘つき堂」と言った方がぴったり、子供の頃母から「鐘が鳴ったら帰ってきなさい」と
よく咎められたものです。

13重塔
光仁天皇の分骨が納められおります。

観音堂
ここの石階段は巾がとても狭く歩き難い、周りの石積みも苔が生え古き時代を想わせます。



神峰山寺のもみじ狩りは十分に楽しめました。
陽が落ち始め少し肌寒くなってきた体に美味しいおぜんざいは最高のご馳走!!
さぁもう少し頑張って鳥居の入り口まで歩きます。


0 件のコメント:

コメントを投稿