2012年7月17日火曜日

宇治川縁でのんびりと・・・

「宇治川の川面と水の流れの音を聞きながらのんびりしたい!」と自然豊かな町「私市」に住む
お友達が言うので、[近くにきれいな川があるでしょう」と私
「広く堂々とした流れが見たいのよ」と言う彼女の願いを聞き宇治へ行く事となりました。


宇治川
ここに腰を下ろしうぐいすの声を聞きながら、2年振りのお互いの近況を話し労わり合いのんびーり
彼女を暫し1人にしてあげて、私は写真を撮ってまわります。

「源氏物語」 宇治十帖  浮舟と匂宮
「源氏物語」は54帖からなっていますが、最後の10帖は宇治を舞台ににした「宇治10帖」と呼ばれています。
光源氏亡き後の三人の哀れと思いし姫の悲恋物語が描かれており、宇治川周辺にはゆかりの
古跡があり、これらを巡る散策コースもあります。

朝霧橋
東側からの朝霧橋、向こう側は橘島から平等院の屋根が見られます。

宇治川発電所の放水口と放水路




工事竣工記念碑















宇治川電気株式会社は1906年(大正2年)に創立され、京都電灯、大阪電気これらの3社が
関西電力の前身だそうです。

宇治川上流
上流はゆったりと水が流れいき「うぐいすの鳴く声聞くや宇治の山並み・・・」見わたす景色に
うっとりします。


彼女と再び歩いて行くとお寺の門が見えてきましたので入ってみる事にしました。

興聖寺総門(石門)



















「興聖寺」は曹洞宗の禅寺で道元禅師が開基され
江戸時代慶安元年(1648)再興されました。


「琴坂」参道



苔むした小さな川















「琴坂」と呼ばれるこの参道は今は青みどりのトンネル、両脇に流れる小川のせせらぎは耳に
心地好く伝わってくるのです。

山門
江戸時代に建てられ中国式の山門は「竜宮門」とも呼ばれ、まるで竜宮城へ入って行くような感じ
になります。
山門から一直線、顔を前に向けると「法堂」があるのです。

鐘楼
立派な鐘楼1651年建立です、今も午前4時と10時に撞かれているそうです。


魚梆




雲版














興聖寺の「海梆」は長年の時を知らせたので、もうお腹に穴が開いていました。
ここは禅寺なので休日には一般の人も坐禅の体験が出来るそうです。

薬医門
門の前に植えられた「ひめこまつ」樹齢300年宇治市銘木百選に選ばれています。
姫小松は盆栽をする人に人気のある五葉の松の別名なのです。


四条天皇直筆の額

法堂(本堂)
法堂は伏見桃山城の遺構を使い慶安元年(1648年)建立されました。
慶長五年(1600年)落城の時の血に染まった板を天井、鶯張りの縁に使ったのだそうです。


中庭
禅寺らしくここでも修業僧がみえ黒い作務衣を来て庭の手入れをして見えましたが、簡素の中に
威厳のある見事な石のお庭です。
鶴と亀を表わしている庭だそうですが、良く見て来ずに残念でした。
冬の雪のちらつくシーズンにここの景色をみてみたい・・・・


朝早く家を出て二人ともお腹がグーグー、来た道を駅へ戻りますがそれらしきお店もなくやっと
一軒見つけランチにありつけました。

お昼の懐石膳
お洒落なお店がランチをしていたので入ってみることに・・・・
お魚は美味しく、冷たい茶碗蒸しも喉越しよくいただき二人で満足して玄関出るとお上さんでしょうか「是非またお越しください、お待ちしています!」とお見送りいただき気持ちよくお店をでました。

折角宇治に来たのだから「お団子」食べて帰りましょうとお茶屋さんへ入り「あずき入りホットミルクとおだんご」を注文なんと美味しいー!!


駿河屋で「茶だんご」をお土産に買って今日もまたローカルに乗ってお喋りしながら、紅葉の宇治を
訪れる事を約束して楽しかった宇治のぶらり歩きも終わりました。


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