2012年7月13日金曜日

ツタンカーメン展ー大阪天保山特設ギャラリー

お友達の「ツタンカーメン展行かない!」のお誘いに待ってましたとばかりに「OK」の一言です
長い行列を思うと今まで行きたくとも揺らぐ気持ちに背中をドーン・・・・
時間帯を少し遅い目にして、ゆっくりとランチタイムをとってギャラリーへ行く事としました。


大川と観光船


美々卯のランチ


















レストランの窓から広がる景色に、お喋りもご馳走に楽しいランチタイムです。
旧淀川(大川)に「八軒家浜船着場」があり江戸時代には30石舟が行き交い、道中膝栗毛の
「弥次・喜太」さんはここで下り大阪見物を楽しんだとか・・・
たっぷりの具のお蕎麦に鯖の押し寿司を完食、これで少々待つことも大丈夫かな・・・・

大阪天保山特設ギャラリー
たぶん長い時間待つ事と覚悟していきましたが、待ち時間30分なんとラッキーな事でしょう。

ポスター

ギャラリーに入ると大きなポスターが目に入りました。
人気があって期間延長した事がよく分かります、老若男女大勢の人が訪れていました。




古代エジプト。
最も古い文明の一つエジプト文明は5000年も前に北アフリカに流れるナイル川のめぐみによって発展し多くのピラミッドやスフィングスが作られました。
ツタンカーメンはおよそ3300年前の「新王国」時代の王さまの1人なのです。
1922年イギリスの考古学者ハワード・カーターによって発見発掘されました。

大帝国となったルクソールには大きな神殿が作られ、王家の谷に王の墓がつくられたのでした。
19歳で亡くなったとされるツタンカーメン王はミイラにして黄金の棺のなかに金色に輝く装飾品や剣、黄金のマスクを着け王家の墓で眠っていたのですね。
随分前に私はツタンカーメンのマスクを見ましたが、ピカピカに光っていた事と目の事しか覚えていなかったので、今回はゆっくりと見てみたいと出かけましたが出品されていませんでした。

ツタンカーメンの棺形カノポス容器(Sandro Vannini)
ツタンカーメンの体から取り出された肝臓が保管されていました。
笏と殻竿は王の権力を表わす物で胸の前で交差させて持っているのです。


ライオン飾りついた化粧容器(Sandro Vannini)

方解石製の器でライオンが獲物を襲う砂漠の狩りの様子が描かれています。
中には化粧品のような物が入っていたそうですが、ツタンカーメン王も目にはシャドーばっちり入れてこれはお洒落なのかそれとも・・・
砂漠は乾燥しており肌の保護のためにも化粧をしていたのでしょうか?


象嵌細工の黄金の襟飾りと、おもり(Sandro Vannini )          
ウセクと呼ばれる襟飾りは金と半貴石を横にして色ガラスを象嵌した飾り板から作られて、両端に
ハヤブサの頭がデザインしてありただただ感心するばかりです。

有翼スカラベ付き胸飾り(Sandro Vannini)


「スカラベ」日本では「ふんころがし」として知られています。砂漠などで動物の糞を丸め後ろ足で
転がし、土の中へ埋めて食べ卵をうみつけます。
古代エジプトの人は命を育む「太陽の神さま」として崇拝したのです。

ツタンカーメンの半身像(Sandro Vannini)
ツタンカーメンの肖像の中で最も美しいといわれるひとつですが、それは誰もが認めるでしょう美少年像でした。
下エジプト王冠を被ったツタンカーメンの像(Sandro Vannini)
ツタンカーメン王は身長約5フィート6(168cm)像もスマートですよね。
ナイル川の下流を下(しも)エジプトと呼び北にあたります。 
上流を上(かみ)エジプトとよび南になります。
王冠は下エジプトは赤、上エジプトは白、全土を治める王は両方を組み合わせた王冠を被るんだそうです。

天保山観覧車
外に出て大きな観覧車を眺め何故か「ホ~」としましたね。

3300年の時を越えても豪華絢爛です。
黄金に輝く財宝に、物を作る技術に感動するばかりで2人でその頃の日本といえば「麻の布を
纏って石のヤリで狩をしてたんでしょうねぇー」と落ちがつき大笑い!!
来て見てよかった「ツタンカーメン展」でした。



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