近鉄奈良駅で下車、懐かしい商店街をぶらぶら歩いていると、細い路地からお兄さんが出てきて
「今日はお店はお休みですが、見るだけいいからお願いしまーす」と言われ小さなカフェを紹介され
「ぜひ今度ここを訪れた時には寄って下さい」とお願いされ「はい」と答えたのは私だけですが・・・。
狭い路地にある町屋は江戸時代以降に建てられたもので、平城京の元興寺の旧境内を中心に
(酒、醤油、刀、墨、筆、蚊帳等)が発展し、江戸時代には商業都市が形成されました。
第二次世界大戦の空襲をまぬがれ、地域住民によって町屋保存の「まちづくり」の活動がされ、
全国で初めてのことで注目されたそうです。
奈良を訪れる人たちにも古き良き町「奈良町」をぶらり散策もよし、またレンタサイクルで若葉の木々の小道を爽快に頬を撫でる風を切って走るのもいいかな・・・。
細いとおりを歩いていくと風情のある格子戸の家があります、がらがらと玄関の戸を開けると
そこの土間はあめ色の艶やかな土に上がり口があって奥を見るとお仏壇があり、どこにでもあった
田舎の風景です。
奈良町のマンホール(お友達が写した一枚を拝借しました)
私達もお昼を過ぎてお腹がグーとお知らせモードに・・・・・
ランチをいただくお店は決めてはいましたが直ぐには見付からず、お漬物屋さんのランチに決定
お干菓子みたいにきれいに並んだなのなーに?びっくりお漬物なのでした。
ちょと入ってみたくなるの分かるでしょう・・・
お家で食べるような惣菜のランチメニューでしたが、みんなで「おいしーいね」、お味はミシュラン一つ星くらいは・・・
細長い路地を歩いているとこんな珍しい門扉がありました。さすが竹の古里奈良のお宅ですね。
明治・大正の頃の看板 |
幸せを呼ぶと言われる「猿ぼこ」は4年生まで暮らしていた三重の田舎の神社のお祭りには沢山の
赤いお猿さんがまるで綱渡りしているように沢山ぶら下っていましたが、「女の子が作るんだよ」と
母から聞いたような記憶がかすかに残っています。
きっと災いが去る(猿)ことを願う縁起物だったのでしょうかしらね?
菊岡屋 |
とてもきれいな色のノレン |
大正10年創業の「吉田蚊帳」なんともいい雰囲気です。
「蚊帳」、私達の年代には蚊帳を吊り家族こぞって中に入り暑い夏の夜を朝まで爆睡しましたね。
今では蚊帳生地でいろんな商品を販売していました「奈良ふきん」は誰もが知っている商品ですが
ノレンがきれいなグラデーションになって並んでおりました。
お友達の1人はお着物姿でご登場!きれいな色のストールは彼女のために染色されたよう、とても
似合って素敵でしたのに写真撮らせていただくべきでしたね。
猿沢の池 |
この池は興福寺が行う「放生会」の池として天平21年(749)に造られました。
「放生会」は万物の生命をいつくしみ、捕らえられた魚や鳥獣を放つ宗教儀式です。
昨年私も早朝「石清水八幡宮」でのめずらしい神仏合同で行われた「放生会」を見物できました。
すこし歩き疲れましたから、ここのお茶屋さんで一休みです、「お薄に蕨餅」あ~おいしーいなぁ
疲れが和らぎます。
こんなに近くまで来て大仏様をお参りしないで帰ると、いい事は無いので3人で仲良く参拝しに行くことにします。
東大寺さんの境内は修学旅行の学生と鹿で満員状態でしたが、大仏様が遠くからでもこんなに
はきっりと拝むことが出来るなんて今日はいい日でした。
いつものようにお土産を買うのに3人いると時間がかかりますお菓子は外せないし、奈良漬けも買いたいし、柿の葉も買って帰宅しました。
近鉄奈良駅に「平成遷都1300年」のマスコット「せんとくん」は奈良県のマスコット・キャラクター
として頑張っていました。
おいしそうな奈良のお菓子だなと思って買ってきましたが、よく見ると「うへー」・・・・でした。
夫とワハハハ・・・おわり。
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