「樟葉宮」へ行ってみる事にしました。
車を「市民の森」へ置き、住宅地の中の細い道を行くと丸く盛り上がった森が目に入りました。
一の鳥居(神明鳥居と言うそうです)
「交野天神社」への参道です。きれいに掃き清められた砂に朝方まで降った雨のしずくが水玉模様を描いてきれい!!
一体これは何~に?説明がないので・・・・
交野天神社」と掲げてある二の鳥居(明神鳥居といいます)がありました。
二の鳥居を潜って左へと折れると手水所があり、ここには三の鳥居がありました。
立派な木造の明神鳥居です。
鳥居は神域への「門」と言われていますから、ここまで3つの門を潜ってくると言うことは神秘の世界かな?
三の鳥居から見る交野天神社。
787年創建され桓武天皇の父光仁天皇を天神として祀ったのがはじまりとされています。
拝殿の格子の間から奥の本殿を撮らせていただく。
本殿は一間社流造りで桧皮葺です、鎌倉時代(1238年)室町時代(1401年)に修理されました。
交野天神社拝殿の彫刻 |
彫刻などは繊細で美しく室町時代初期の頃の様式をよく示しているのだそうです。
交野天神社本殿(国重要文化財) |
交野天神社の正式名は「カタノアマツカミノヤシロ」と言うのだそうです。
右側の小さいお社は交野天神社末社八幡神社本殿です。
サルノコシカケ? |
大きな木の根っこの辺りに「サルノコシカケ」に似た物が、これは珍重され漢方薬に使われている
物だとばかり思っていましたが、なんと被害も少なくないらしく古木などを倒木
させてしまうような菌が関係していると言うことです。
そういえば沢山の樹木が倒れていたのは・・・
貴船天神社への参道 |
此処から右の方へ50mこの辺りは大昔から
原生林を残し木漏れ陽が厚くおおう落ち葉の上に洩れまわりは神秘的な空気が
漂よっているな・・・・・
貴船神社 |
階段を少し上がった所に小さい祠があり「日本書紀」によると継体天皇(26代天皇)は507年に「樟葉宮」で即位をされ、19年後526年大和に都をおくまで20年もかかておりこの時代の混乱が
あったことを示唆している。
祭神は継体天皇。高龗神(たかおかみのかみ)さまは古くから祈雨の神として、また料理業や水を扱う職業の人から信仰をあつめています。
『くもらじな ますみの鏡 かげそふる くすはの宮の 春の夜の月』と関白左大臣一条実経が詠んで歌の石碑がありました。(続古今和歌集)
アラカシの木 |
カシといえばアラカシを指すほど関西には多い木なのだそうです。
少し歩くと「鏡伝池」があります。古来観月の名所で一条実経が樟葉宮から見たこの池に映る月を
詠んだのではないのかと想いを巡らします・・・・・。
原生林のなかを平安貴族が鷹狩りをした後に鷹の姿を池の水に映す慣わしがあったと言われていた池であったのかもしれませんね?
かわせみ |
とても美しい鳥でカップルで餌取りに勤しんでいてかわいく感動ものです。
こんなに近くで「かわせみ」を見られるとは本当に夢のようなうれしい出来事なのでした。
池の廻りにはカメラマンがシャターチャンスを狙い多くのおじさん族が時間も忘れ心一つにして
いい写真が撮れる機会を待っていました。
帰り道にお友達のお家に寄って「雛すしと菜の花のおひたし」を頂いて美味しい夕食になんて幸せな
1日だったでしょう。
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