テレビなどで遺跡発掘の様子などは見たことはありますが、実際にはないので見てみようかと思いたって行く事にしました。
それに「枚方八景の松風」も一緒にですね。
この石段を上がった上に百済寺はありました |
中宮にある「百済寺跡」は8世紀後半百済王族の末裔である百済王氏(くだらのこにきしうじ)が
難波から交野ヶ原のこの地に移り、一族の氏寺として建立したといわれています。
平安時代には一族の娘を桓武天皇・嵯峨天皇の後宮とし、繁栄をえたのだそうです。
昨年の秋に「京都時代まつり」を見に行った折の行列に「平安婦人の列」がありその一人に
百済王明信という婦人がいましたが桓武天皇の皇子の初恋の人だとか・・・・・
お寺は中世に焼失しましたが、「百済王神社」は今もあります。
出土品が並べてありました |
訪れた日も調査をされてみえましたが、手落ちがないように緻密な手仕事で大変なご苦労です。
昭和40年から史跡公園として整備され、寺の遺構が復元され金堂の周りの回廊跡には自然の
老松のなかに黒松や赤松が補植されその頃の思いを馳せられます。
百済王神社 |
百済王神社拝殿 |
百済王神社本殿 |
百済王氏の祖霊を祀る神社です。
百済王神社本殿が興福寺と一体的なものであった春日大社の社殿を移建したものとみられており
「春日移し」といわれています。
回廊跡には樹木が植えられており、少し高くなっている所が金堂跡の柱なのでしょうか?
趣のある松があって面白い!
堂々と広がった松の下にいると何だか優しさに包まれているようで気持ちが穏やかになっていく
この空間って癒されるのかな・・・・・
車の止めてある通路の向こう側でおばあちゃんが側溝に沿って綺麗に咲いた花の手入れをしてみえたので、花の名前を尋ねてみると「においスミレ」と教えてくださり、ご親切に苗も下さったのです。
早速帰ってプランタンに植えましたが、そのうちにベランダが香りでいっぱーいになる事でしょう。