2013年2月24日日曜日

小豆島・高松の旅(一日目)

「24の瞳」と「オリーブの島」で誰もが知る小豆島には、まだ一度も訪れた事のない私の願いが
叶い早朝のフェリーで島へと・・・

東中振交差点
まだお月さまの見える午前4時出発です。こんなに早く家を出るのはスキーを楽しんでいた頃以来
もうそこそこ35年にもなるけれどあの頃は若かったぁ~

明石大橋
大橋に近づくフェリーの東方からは陽光が眩しくエネルギーの源を感じる。

南海フェリー(ジャンボフェりー)  





神戸~小豆島~高松スルー切符













草壁港へ
もう直ぐ小豆島「ウキウキウキウキ・・・」


草壁港で下船したのですがなんと長閑な所でしょうか。
まずは壺井栄原作の映画「二十四の瞳」の分校へ行くことにしましょう。

苗羽小学校田浦分校
明治35年に建てられた校舎で昭和46年まで使われていたそうでチケット売り場のご婦人に
「母校ですか?」の問いには「もう少し離れた小学校でした」のお答えに期待が外れてしまって
ちょぴり残念な思いでした。

教室
3教室に廊下


私が通った小学校もこのように教室と廊下があって田舎の学校にしては一学年2クラスありそれは長い廊下があった事が懐かしく思い出されます。





昭和29年高峰秀子主演で撮影された松竹映画「二十四の瞳」では実際この校舎を使って撮影されました。

この後、田中裕子が主演した映画村は当時のオープンセットが保存されていると聞き訪ねてみる事にしました。
分校にレトロなバス
往年の女優さん
瀬戸内海の美しい海岸沿いにある映画村は昭和の真っ直中に育った私には何も彼もがただただ懐かしく思い出される・・・

来た道を戻ってマルキン醤油記念館を目指します。

バス停
大きな樽がバス停のベンチになっていて驚き、さすがに醤油の島ですよね。
この辺りまで来ると醤油の香が漂ってきます、
  
マルキン醤油
大きな樽が工場の外に
江戸時代より製造が始まった歴史のある小豆島醤油ですが、大阪城築城のために採石に来ていた紀州湯浅の人たちが醤油を持込み製造方法を学んだのが始まりといわれています。


お稽古仲間の方が「寒霞渓の渓谷美は忘れられません、まだロープウェイーがあるのか否か見てきてね」と言われており行かねばなりません。

寒霞渓ロープウェイチケット

寒霞渓(小豆島・瀬戸内海国立公園)
1300万年前の火山活動によって堆積した岩が浸食され断崖や奇岩が出来あがたのだそうです。
日本書紀にも出てくる奇勝で明治初期の儒学者藤沢南岳が「寒霞渓」と命名しました。
ロープウェイからの空中散歩は素晴らしい眺めです。
断崖の岩からのツララがキラキラ輝いてきれい・・・

山頂展望台
応神天皇が鷹狩りをされた場所だと伝わっています。
穏やかに広がる瀬戸内海に町並が一望でき、お仲間さん用に写真をパチパチ撮りましたよ。
山頂では時折小雪がちらつきそれは美しい天空の舞のようです。

「道の駅 小豆島オリーブ公園」へ地元の物産を求めて行ってみましたが加工品のみでガッカリ・・・
「オリーブオイル」だけを求めました。

小豆島オリーブ園
日本で初めて根ずいた「オリーブ原木」があるのを知らずに見逃してしまいました。
小豆島はみかんの産地と思っておりましたが、島の至る所にオリーブの木が植えられみかんに取って代ったのでしょうか?

中山の千枚田を見に行ってきましたが、所々が田おこししてあるだけです。

田植え終わった田んぼは絵になります(パンフレット)



中山の千枚田



     





中山の千枚田は小豆島で唯一の棚田として有名になっています。
実際には700枚余り大小の棚田が波型に広がっていてとても素晴らしい景色が見られます。

離宮八幡宮の境内には中山農村歌舞伎の舞台があります。
中山農村歌舞伎舞台





         
人形で舞台の再現?
窓枠から見えるようになっています









桟敷






 舞台は天保年間(1830年頃)に琴平の
 金丸座の舞台を参考にして建てられたと伝
 えられ「四方蓋造り」になっている江戸時代
 の歌舞伎舞台です。
 毎年10月10日に上演されるそうです。


大きな石階段のような石積が見えたの寄ってみました。

池田の桟敷(重要有形民俗文化財)
切石積の桟敷で祭りの太鼓台や神輿の大練りを見物するために築かれたそうです。
安政2年(1855)以前のものと推定され桟敷のひとつひとつを村の有力者などが占有していましたが後になってそれを売買できる仕組みになったそうです。

亀山八幡宮鳥居

燈篭に夕日
今も亀山八幡宮のお祭には桟敷に太鼓台や神輿を見るため沢山の人が集まって来るそうです。


誓願寺山門
元禄時代建立の門は日光陽明門を模して建てられたと伝わり彩色は剥がれておりましたが
彫刻は立派で素晴らしい鐘楼門でした。

ソテツ(高さ7m根幹周囲8m)
18世紀後半地元の豪商塩谷金八が長崎から持ち帰り寄進したと伝えられ樹齢は千年以上で日本随一と言われております。
この樹(雌株)は大小無数の株が発生して大きくなり私達も見るなり「わぁすごーい」パワーが漲って
いるようで壮観です。
                                
長崎しし垣




  「しし垣」は尾根づたいに全長120km
  高いところで1,6m巾は60cm
  土で造られたものとしては小豆島では最も
  長いものです。











野生生物の鹿、イノシシ、猿などが多く、村民が農作物を守る
ために江戸時代中期より土や石で「しし垣」と呼ぶこのような垣を築いたのでした。
古の人の苦労は如何ほどの事だったのでしょうか・・・・
垣を造りながらこの美しい風景は労力もとになった事でしょうね。



平和の群像
昭和31年に「二十四の瞳」の映画を記念して平和の象徴としてこの像が建てられ平和と幸せを
求める永遠の願いがこめられています。
夫が中学の修学旅行でここを訪れた時、この像に肘を付き格好付け写真を撮ったそうなので
勢い中学生時代に逆行ポーズを決めてたので大笑い・・・

ホテルへチェクイン早々フロントで夕陽の見られる場所聞き行ってみました。

瀬戸の夕日

ホテルのフロントの方にお聞きし10分ほどの夕陽スポットの丘から撮りましたがバッテリ不足で
思うような写真が撮れず消化不良・・・

エンジェルロード(干潮)
前島から沖に浮かぶ余島へ続く500mの砂州の道で「天使の散歩道」とも呼ばれています。
潮の干満により道が現れたり消えたりします(トンボロ現象)1日2回引干潮の時のみ渡ることが
出来るのです             


和懐石




ほうば寿司














ホテルは想像以上にお食事も美味しく今日はカンファタブル1日でした。
               
                                             25日につづく

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