2014年6月8日日曜日

待望の屋久島2泊3日(1日目)

「屋久島の清流音」を聞きながら苔むす森と流れる水を自分の目と耳で実感してみたいなぁ~と
日頃思っていたところにお友達から「屋久島3日間」のツアーがあるから行ってみないーとの話しがあってここぞとばかり大賛成・・・
雨を気にしながらの出発となりました。

伊丹空港JN2453便
伊丹空港を13時35分のJACのプロペラ機で1時間30分の空の旅で屋久島空港へ到着です。

屋久島空港
屋久島=雨というイメージに反して梅雨に入っているとは思えない快適なスタートになりました。

ツワー20人はバスに乗って「白谷雲水峡」の散策へ・・・

白谷川の渓谷




島の随所にわき水














1550万年前地下のマグマがゆっくりと冷え固まった花崗岩が少しづつ隆起して出来たのが屋久島でそこの水はおいしいー

白谷雲水峡チケット
森を保護する協力金のためのチケットです。

渓谷に沿った山道を進んでいくと苔むす原生林に土埋木(江戸時代に伐採された屋久杉の利用
されなかった枝や幹が放置され、樹脂を多く含んでいるため200~300年たった現在でも腐ることなく残っている残材のこと)
この「土埋木」を林内から搬出して貴重な屋久杉工芸品として利用しているのだそうです。

300年・・・
江戸時代には年貢米の変わりに屋久杉を納めていたとかで、このような巨木がいたるところに
残っていました。

かわいい鹿の親子
島には鹿、猿など数種類の動物がいるそうで、人を怖がるようでもなく天敵もなく自然の中でのびのびと生きているよう・・・

花崗岩

正長石





花崗岩の島屋久島は巨石がゴロゴロ、地下で長時間かかって冷えて出来た結晶が正長石だと
ガイドさんから教わりました。

2代杉
切り株の上に種子が落ち発芽生育する2代杉です
このように世代交替が行われることを切株更新といい、森のいたるところで見られました。

3千年杉
杉の木に他の木が自生し巻きつきともに大きくなっていく生きている神秘の森です。
木の根っこは大きな空洞で鹿のお休み処になっていました。
沢のせせらぎを聞き、苔むす原生林はマイナスイオンがたっぷり最高の癒しです。

ホテルで慌ただしく夕食をすませた後、海がめの産卵の様子をいなか浜へ見に行くことになりました。

永田浜に上陸したアオウミガメ(ポストカード)
産卵するウミガメを観察するため事前に保護会の方からレクチャーを受け、ウミガメの上陸を防波堤で待ちます。

一頭のカメが上陸し2時間ほどカメの産卵を待ちましたが、スタッフの方から産卵する為の穴が崩れ落ち失敗したと聞き「ガックリ」
カメは月明かりの下、海へ戻って行く姿がぼんやりと見え何故か切ないなぁ・・・

前夜は12頭が上陸し2頭が産卵したそうですが、今夜はもう見られないかもと諦めかけていた時
保護会の方が「1頭が産卵始めましたからゆっくり順番に見てください」というので暗闇の中数珠
つなぎになってカメの産卵を観察です。

50cm四方はありそうな穴を作りつやつやしたピンポン玉の卵を一つ、二つ、数個と次々と150ほど産み落とし頑張っています。
どうして割れないのかと疑問に思っていましたが、弾力があって大丈夫なのでそうです。
「なみだを流す」とよく言われますが、それは体内の余分な塩分を体外に放出し調整をしているためで海中でも同じらしいです。

オス、メスは卵が温められている砂の熱により決まるのです。
29℃より高いとメスとして、低いとオスとして生まれてくるのだそうですが温暖化進んでいる地球で
オスが生まれてこなくなるのではと心配・・・

2ヶ月ほどで孵化し、厳しい自然の中生き続けられるカメはごくわずか、30年後に困難を乗り越え生まれた場所に戻って親ガメなるのもそれは大変ですね。


ホテルに戻ったのはもう次の日になって中身がいっぱーいの一日でした。

                                           (一日目終了)

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