舞い散る寒い朝です。
昨年の福笹をもって日も差す午後になってやっと「七福神巡り」に福を授かりに出かける事となりました。
一番即成院で福笹をいただき各塔頭に祀られている福の神さまにお詣りのスタートです。
一番即成院 (福禄寿) |
「即成院」では弓の名手と言われた那須与一のお墓の大きな石塔があり、私達も的に的中を願い
笹に的のお守りをつけました。
2番戒光寺 (融通弁財天) |
あったかーい小豆粥 |
皆さん暖かい接待に笑顔 |
「くまでで福をかき集め、集めた福をみですくい、すくった福を逃がさぬようきんちゃくにつめて
お持ち帰りください!」との札が掛けられていました。
そこで福笹には弁天さまの絵馬と箕のお守りで年金を有効に・・・
3番観音寺 (恵比寿神) |
「十日戎」は商売繁盛を願う人で賑います。
笹飾りは大きな鯛にしました。
4番来迎院 (布袋尊) |
本堂 |
4番「来迎院」の布袋さんは大きなお腹に袋を担いでいますが10世紀頃の「契比(かいし)」と
いわれる中国の禅僧で大きな袋に生活に必要な物を入れ放浪しており、不思議な能力があって
天気予報から吉凶の占いも必ず当ったとかで人に愛され中国では弥勒菩薩さまの化身と信仰が
篤かったといわれているそうです。
笑顔を沢山下さる布袋さんからは大福帳をいただきました。
仏殿 (重要文化財) |
弘法大師がここに庵をおいたのが始まりで清水の湧き出たことから「泉涌寺」という寺名が付けられたそうです。
応仁の乱で焼失した伽藍は江戸時代四代将軍家綱公により再建されました。
歴代の天皇、皇族の陵墓があり「御寺」と呼ばれている事がよく分かりました。
運慶作の「三世三尊佛」の現在、過去、未来の守護神が安置されています
毎年三3月14~16日に国内随一の「大涅槃図」が見られるそうです(縦16m横8m重さ百貫)
「三世三尊佛」の後に掛けられるそうですが如何して掛けるのでしょうか?
田舎のお寺さんにも涅槃図がありそこには12支の中に猫が描かれており絵を描いていた際に
絵の具がなくなり困っていた絵師を猫が助けてくれたものですからお礼に12支の端っこに描いたのだと伝えられていると聞きました。
私達も福を求めて笹にそれぞれの縁起物をいただきに次に回ります。
雲龍院 (大黒天) |
かわいい大黒様にパチリ |
5番「雲龍院」は大黒さん子供のころ歌った「大きな袋を肩にかけ大黒さまが来かかると・・・」
大黒さまは神道の大国さまと習合した日本独自の」神さまとか、米俵に乗り」福袋に打出の小槌を
持ち微笑する長者様です。
長者さまに習ってにニコニコ笹飾りに大黒さまを飾ります。
悲田院 (毘沙門天) |
四天王の1尊と数える場合は北方を守る「多聞天」と言い、独尊像として安置する時は「毘沙門天」と呼ばれるそうです。
勝負事にご利益があると崇められている神さまだそうで、多くの人が阪神ファンなのでしょうか・・?
虎の人形を求めていました。
私達は「一千萬両箱」です・・・・
7番法音院 (寿老人) |
寿老人は背は低く身の丈3尺(約90cm)」といわれ長い頭に長い髭に杖をもって鹿を連れている姿が長寿の象徴とされています。
元気で長生き出来ますよう願って千両大判にだるまさん縁起物を笹につけていただきました。
霙降る中7つの塔頭を巡り今年も元気にお詣りが出来ました事こそが「福」の授かりかな・・・
「即成院」の門前で『み月』と銘されたこの日だけ和菓子を買って帰ります。
成人式 |
今日の成人式は荒れた天候で晴れ着の女の子も見られず寂しい祝日だねと話して東福寺駅に戻ってくると両親と一緒の女の子が駅の前で記念撮影をしていました。
かわいい感じで着物も艶やかでよくお似合いです
私も「撮らして下さる」と尋ねると「いいですかポーズ
します」といいお返事が返ってきました。
「ハーイポーズ」パチリとても素敵です。
ありがとう!!
福笹 |
我が家の一年を見守って下さいます。
京菓子司 笹屋伊織「み月」 |
御寺の秋ー。『み月』は上品なお菓子で濃い目お茶といただき美味しかったですー。
今年も1年七つの福と一緒に穏やかな日々を過ごしていきたいと願う1日なのでした。
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