2013年1月30日水曜日

1歳6ヶ月の海くんとの二日間

私達に若い夫婦のお友達がいて彼女から「大きく育っている息子を是非みて欲しいのでお邪魔していいですか」と1ヶ月ほど前に連絡が入って私達は楽しみに・・・3日前に電話をしたところ
「今台湾に来ていますが大阪のお友達の家に2泊してから行きます」という事で1月30日JR高槻駅で13時30分に待ち合わせです。
不安そうに子供を抱っこしている彼女の姿が見えましたが、私の顔を見るなり「海が朝4時頃嘔吐し食欲も元気もないので心配です」と悲痛な面持ちで待っていたのです。
すでに彼女はインターネットで駅周辺の小児科を探し連れて行きたいといいますが、夫が高槻警察署で病院を調べてからでも遅くないからとまずは警察署を頼って行くことにしました。
署員の方が直ちに調べて連絡も入れていただいたので病院でスムーズに診察していただけ
先生が「菌が少し腸に悪さをしたようですから少しづつ今飲ませている(OS-1)を時間をかけ飲ませるといいでしょう。」大したことなくまずは一安心したのでした。
小さい子には生活のリズムが変わり過ぎたのでしょうか・・・

まさか警察署でお世話になる事とは思いも寄らなかった出来事でしたが、署員の方には「懇切丁寧」に接していただけた事は心から感謝です。

彼女も疲れているだろうからと京都のホテルの和室を予約して、私は着替えを取りに自宅に寄り
ホテルでのんびりする事にしました。
御所の西側にある小ぢんまりしたホテルに宿泊することとなりました。

                             
かわいいもみじのような手です


ホテルの方も心得てみえ食事は個室を用意して下さり皆様に気兼ねすることもなく安心していただけましたが、普段の活発な子に戻ってとてもうれしかったのですが、なんとも一時もじっとしておらず彼女は食事もゆっくり出来ませんので、私が子守役をかって出たのはいいですが13㎏は思いの外大変・・・





お気に入りのバック

今回初めての大浴場に怖がったようですが疲れてぐっすり眠りママと間違え私の首に手を回し
何か言っては時折私を見る様子がかわいい・・・
お蔭で私は眠られず睡眠不足の朝を迎えたのでした。

心配なので早く東京へ帰る方がいいのではないかと彼女にアドバイスしたのですが、もう少し
一緒にいたいと言うことでまたまた初めての水族館へお魚見学となりました。

京都水族館入場券

日本で初めての人工海水利用型水族館で「粉末の海水の素」を使って作るそうですが子供の頃
「渡辺のジュースの素ですもう一杯」と粉末を水で溶くと甘ーいオレンジジュースが出来たのが
思い出されましたが・・・


オオサンショウウオ(特別天然記念物)
長ーい水槽に地元鴨川に生息する「オオサンショウウオ」の一群見られますが一匹見ているには
かわいい目にかわいい口元なのに軍団になると・・・

大水槽の近海に魚たち
まださほど興味がないのかじっーとしていない子を軽々と肩車してみせるママは力強いですねぇ。

伊勢丹のレストランでもお客さんに迷惑の掛からないところに案内してくださり、彼女も少しは落ち付いて食事が出来よかったです。
そして私に二日間の感謝の言葉をかけ東京に戻りました。

なんと私は次の日からダウンしてしまいました。
こんな事は初めての事で気が弱って1週間もグダグダでしたが、なぜか体重変動なしで元気回復
また明日から楽しい日々を送る事にしましょうか。

彼女の子育てを見ていて「叱る」ことはなく「思いやり」に溢れる言動で感心しましたが、いま日本中「ハラスメント」に「体罰」と大きな問題があり「愛や否や」と言ってはいますが、「愛の鞭」はやはり
ないでしょう・・・。

2013年1月15日火曜日

百万遍手作り市と相国寺

今日は一日何の予定もないので「百万遍手作り市」と一度訪れたかった「相国寺」へ行ってみる事にしました。

百萬遍知恩寺
「百万遍」とは元弘元年(1331)に京都に疫病が広まった時に第八世円空上人が7日間「御所の
紫宸殿」に籠って念仏を百万遍唱えたところ疫病は治まり後醍醐天皇より「百万遍」という寺号を
賜ったと伝わるそうです。


御影堂内大念珠
「大念珠繰り」は参詣者が念仏を唱えながら巨大な数珠を繰るのだそうですが、どれだけの珠の
数があるのでしょうか?


御影堂への参道

毎月15日に「百萬遍手作り市」が開かれますが、年の初めの市を私も楽しんでお店を一回りも
2回りもし、欲しい物は数々あれど「見てるだけ~」にしてスモークチキンとピーナツだけを買い
いつも利用している京大構内にあるレストランでランチにケーキ&ティーをして歩いて相国寺まで
30分ほどですからいい運動です。

加茂大橋から
「賀茂川」と「高野川」が合流し鴨川となる加茂大橋から見える山並みには薄らと雪がかかり、公園もテレビで良く見る飛び石にも人は疎らです。

相国寺(法堂)
「相国寺」は慶長10年(1605)豊臣秀頼の寄進で再建され、法堂として最古の建築だそうです。
「銀閣寺」「金閣寺」は相国寺の山外塔頭だと知りました。

相国寺 承天閣美術館入場券
伊藤若冲の絵が見られると聞いていたので美術館へ行ってみました。
入場券の絵は鹿苑寺(金閣寺)大書院旧障壁画(月夜芭蕉図床貼付)です。

鹿苑寺大書院旧障壁画 (葡萄小禽図床貼付) ポストカード
常設展だったのでこの2点の作品しか出ておらず「鶏」の絵もなく残念でした。

また京阪出町柳までのんびり歩いて帰る途中も、ますます「若冲ワールド」とはどんなのかなと
興味が・・・
帰って何処かの美術館で「若冲美術展」の予定はないかと調べてみました。
ありましたー「仙台市博物館」で3月1日~5月6日まで開催されるのです。
東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれましたープライスコレクション・江戸絵画の美と生命」です。
ちょっと遠いかなぁーでも遣り繰りして観たい!!


2013年1月14日月曜日

京都泉涌寺七福神巡り

今日は「成人の日」とお目出度い日だというのに日本列島爆弾低気圧の影響で雨の後の雪の
舞い散る寒い朝です。
昨年の福笹をもって日も差す午後になってやっと「七福神巡り」に福を授かりに出かける事となりました。


一番即成院で福笹をいただき各塔頭に祀られている福の神さまにお詣りのスタートです。

一番即成院 (福禄寿)
福・禄・寿もとは中国の道教の教えが日本に入り神さまとなられたそうですが私達夫婦は3つ叶えられるならそこそこでいいかなぁ・・・
「即成院」では弓の名手と言われた那須与一のお墓の大きな石塔があり、私達も的に的中を願い
笹に的のお守りをつけました。

2番戒光寺 (融通弁財天)
2番「戒光寺」の融通弁財天様は名の如くお金の融通は言うまでもなく、あらゆる事に融通を利かせて下さる秘仏で年2日回成人式とお祭りの日しか開帳されないそうです。


あったかーい小豆粥
皆さん暖かい接待に笑顔


















くまでをかき集め、集めたですくい、すくったを逃がさぬようきんちゃくにつめて
お持ち帰りください!」との札が掛けられていました。
そこで福笹には弁天さまの絵馬と箕のお守りで年金を有効に・・・

3番観音寺 (恵比寿神)
3番「観音寺」の恵比寿さまは釣竿に鯛を持ちお商売している人達には「えっべさん」と親しまれ
「十日戎」は商売繁盛を願う人で賑います。
笹飾りは大きな鯛にしました。

4番来迎院 (布袋尊)





本堂

4番「来迎院」の布袋さんは大きなお腹に袋を担いでいますが10世紀頃の「契比(かいし)」と
いわれる中国の禅僧で大きな袋に生活に必要な物を入れ放浪しており、不思議な能力があって
天気予報から吉凶の占いも必ず当ったとかで人に愛され中国では弥勒菩薩さまの化身と信仰が
篤かったといわれているそうです。
笑顔を沢山下さる布袋さんからは大福帳をいただきました。



仏殿 (重要文化財)
北側から「泉涌寺」へと入っていきます(今日は無料でした)
弘法大師がここに庵をおいたのが始まりで清水の湧き出たことから「泉涌寺」という寺名が付けられたそうです。

応仁の乱で焼失した伽藍は江戸時代四代将軍家綱公により再建されました。

歴代の天皇、皇族の陵墓があり「御寺」と呼ばれている事がよく分かりました。

運慶作の「三世三尊佛」の現在、過去、未来の守護神が安置されています





毎年三3月14~16日に国内随一の「大涅槃図」が見られるそうです(縦16m横8m重さ百貫)
「三世三尊佛」の後に掛けられるそうですが如何して掛けるのでしょうか?

田舎のお寺さんにも涅槃図がありそこには12支の中に猫が描かれており絵を描いていた際に
絵の具がなくなり困っていた絵師を猫が助けてくれたものですからお礼に12支の端っこに描いたのだと伝えられていると聞きました。



私達も福を求めて笹にそれぞれの縁起物をいただきに次に回ります。

雲龍院 (大黒天)


かわいい大黒様にパチリ












          



5番「雲龍院」は大黒さん子供のころ歌った「大きな袋を肩にかけ大黒さまが来かかると・・・」
大黒さまは神道の大国さまと習合した日本独自の」神さまとか、米俵に乗り」福袋に打出の小槌を
持ち微笑する長者様です。
長者さまに習ってにニコニコ笹飾りに大黒さまを飾ります。

悲田院 (毘沙門天)
6番「悲田院」は毘沙門天さまがお祀りされています。
四天王の1尊と数える場合は北方を守る「多聞天」と言い、独尊像として安置する時は「毘沙門天」と呼ばれるそうです。
勝負事にご利益があると崇められている神さまだそうで、多くの人が阪神ファンなのでしょうか・・?
虎の人形を求めていました。
私達は「一千萬両箱」です・・・・

7番法音院 (寿老人)
7番「法音院」は寿老人を安置しています。
寿老人は背は低く身の丈3尺(約90cm)」といわれ長い頭に長い髭に杖をもって鹿を連れている姿が長寿の象徴とされています。
元気で長生き出来ますよう願って千両大判にだるまさん縁起物を笹につけていただきました。

霙降る中7つの塔頭を巡り今年も元気にお詣りが出来ました事こそが「福」の授かりかな・・・
「即成院」の門前で『み月』と銘されたこの日だけ和菓子を買って帰ります。
成人式







今日の成人式は荒れた天候で晴れ着の女の子も見られず寂しい祝日だねと話して東福寺駅に戻ってくると両親と一緒の女の子が駅の前で記念撮影をしていました。

かわいい感じで着物も艶やかでよくお似合いです
私も「撮らして下さる」と尋ねると「いいですかポーズ
します」といいお返事が返ってきました。

「ハーイポーズ」パチリとても素敵です。
ありがとう!!











福笹
七福神を巡ってそれぞれの福を授けていただいた今年の「福笹」です。
我が家の一年を見守って下さいます。


京菓子司 笹屋伊織「み月」

御寺の秋ー。『み月』は上品なお菓子で濃い目お茶といただき美味しかったですー。
今年も1年七つの福と一緒に穏やかな日々を過ごしていきたいと願う1日なのでした。

2013年1月1日火曜日

2013新年おめでとう!!

                                                                                                               
2013年我が家のお正月お飾りさんです。
どうか災いが家に中に入ってこないようにと祈りを込めて飾りました。

しめ縄飾り

今年はお友達がしめ縄と紙重(しずと言って糸の字の象形を表わしています))を作って下さったので飾りつけは私が仕上げましたが如何でしょうか?


鏡餅
お正月の鏡餅は夫が家族の今年の無病息災を願ってかざります。
今年も健康で元気よく飛び跳ねましょうと・・・


陶芸を趣味と言ったらお叱りを受けるでしょうがお友達の作品です。今年の干支の巳ですが
なかなか愛嬌のある姿で気に入って購入させていただきました。


小判を運んでくれますか

巳の飾り皿
2枚の絵皿も彼女の作品です。
いろいろ試みては失敗をしこのような素敵な作品に仕上がったご苦労があったとお聞きしました。
私の好きなお人形に囲まれるのもいいかなとここに飾ることにしました。

可愛い巳
木製の小物作りをしているお友達のお家へ用があってお伺いした時玄関に沢山の可愛い小物が
飾ってあり「わぁーなんて素敵な辰なんでしょう」と褒めたものですから、「今年の干支も作ったから差し上げます」と言って下さった可愛らしい巳は私も玄関に飾る事にしました。


家族3人穏やかなお正月を迎えることが出来ました事おとそでお祝い「おめでとー」
今年もいい年でありますよう「かんぱーい」
第3の青春しょーと・・・。