2014年3月11日火曜日

京都城南宮の梅

春の陽気に誘われて城南宮の垂れ梅も見頃を迎えたのではないかと夫と見に出かけることにしました。

城南宮大鳥居
「城南宮」は方除け・厄除け神さまですが近年は交通安全の信仰も深く、やはり京都ナンバーの車にはよく厄除けステッカーが張られているのを見かけます。

城南宮鳥居
神明鳥居ですが柱下には饅頭が棟には島木、笠木を重ね屋根が葺いてあり島木には月と太陽の金具も打ってあって「城南宮鳥居」と呼ばれているそうです。

拝殿
平安末期応徳3年(1086)白川上皇に城南離宮として造営され、政治の中心となり平家物語の
舞台にもなっています。
応仁の乱などで荒廃しましたが江戸時代になって復興され「蟻の熊野詣」といわれる程に庶民の間にも熊野参りが盛んになったと言われます。

拝殿でお参りを済ませ神苑へ入るとほのかに甘ーい香がひろがってきました。

城南宮神苑入場券
築山の一つ「春の山」には紅白のしだれ梅が150本ほど植えられております。

春の山




まるでピンク色のシャワーが降ってきそうな・・・・


















苔の上に小鳥が落とした花びらひらり・・












梅花とミツバチ
ミツバチがクルクル舞っているようで一時を楽しませてくれましたぁ・・・
癒されますよネー。

城南椿
椿が大好き特に小輪で濃赤の一重花が好きなのでこの城南椿は私の好みにピッタリの花です。
なかなか園芸店でも見つかりません。

三子の松
針葉が3本づつあり中国原産で白皮松と呼び珍重されているのだそうです。
この種は食べる事が出来るそうです。

「源氏物語花の庭」には物語に出てくる100余種の草木が植えられており、苔むす庭は美しい!!

クチナシ
梔子は果実が熟しても裂開しないから口無しというのだそうです。
お正月の「きんとん」には欠かせない実ですね。

曲水の宴遣水
4月と11月の祝日には平安王朝の装束を身に付け歌を詠み雅な「曲水の宴」が行われるようですから一度見たいとは思いますが、人出が凄い事になるのでしょうね。

茶室「楽水軒」
茶室からは池泉回遊式の侘び、寂びの庭園「室町の庭」と、枯山水の豪快な庭園「桃山の庭」が
見られ一服のお茶は格別かな・・・

源氏物語「椿餅」

「平安の庭」を出たときには既に売り切れ、お友達にもここのお餅は好評なので今回もお参りする前に買っておいてよかったぁー
私ただ今ダイエット敢行中なのですが2個のみ買って二人で夕食後美味しくいただきました。

今日は花日和の一日となり、一面がピンク色に染まった花を飽きるほどに堪能し心も豊になりま
した。


2014年2月24日月曜日

お友達と久し振りのランチ

ぽかぽか陽気に誘われてお友達と二人で寝屋川の「桜撫庵」という町屋造り風のレストランに
お食事行ってきました。


桜撫庵玄関




中庭














長屋門を入るとなかなか趣のある中庭に白梅が咲き始めて香りが漂ってくるようです・・・

二段重弁当

ロビー












  二段重弁当はお味は決め手がないかな・・・
 ゆったりと頂けるのは最高!
 次回は会席コースにしてみましょうか。




ロビーの暖炉がいい感じで、お雛様も素敵でした。
ここでは週末の夜いろんな演奏会が楽しめるようです。

デザートにわらび餅にコーヒーをいただいて、お友達がお支払いして下さいました。
「どうもご馳走様でした!!」

お腹も満たされた私達は「腹熟しをせねば・・・」と言う事になって、駅前の地図を見て「戎っさん」と親しまれている「住吉神社」をお参りすることにしました。

住吉神社鳥居
昔は木田元宮にあり降水のたび浸水し「お社が水に浸って困っている、たとえ糠団子を食べてでもいいから高い場所に移りたい」と村人に神さまからのお告げがあり、慶長年間(1596~1618)に
この地に移られたと説明がしてありました。
「糠団子とは・・・よほど水被害に見舞われていた事の大きさを訴えたかったのでしょうね」

写真左側の高架は京阪鉄道の寝屋川駅で、その左側に寝屋川が流ており川に沿って散歩道が作られ沢山の小魚も泳いでいましたが、氾濫はこの川それとも淀川だったのでしょうか。


本殿

おじさん顔の戎さん


 一月の「戎祭り」の3日間、境内は大賑わいとなり参拝の人で溢れるそうですが、今日は私達2人のみ戎っさんもゆっくり願いを聞いてくださったでしょうかしら・・・

 
高架の両側には商店街があり、お買い得品を求めて歩いて行くと鳥居が見えてきました。
兎に角行ってみましょう!

大利神社(おおとしじんじゃ)鳥居
本殿



咲き始める白梅



    
      










大利町地区に住む人々が共同で祀る五穀豊穣を守る氏神様です。


神社には神馬でしょうが、何故かここにお布団を着せて貰った神牛が奉納されていました。
ちょっと笑えましたが頭を撫ぜさせていただき、少しでも働きが衰えませんように願掛けましたぁー


クスノキの神木 (寝屋川市保存樹)
樹齢100年のクスノキは2本立てからひこばえが大きく育っていて「わぁーすごくなーい!!」と
2人して力強さに感動するのでした。

久し振りに歩いて程よい疲れにマックでお茶して、寝屋川気ままなぶらぶら歩きも楽しく終りました。  

2014年2月2日日曜日

筑前琵琶弾き語り

めずらしく夫が「筑前琵琶の弾き語り」が枚方宿鍵屋資料館で行われると知り、早くからチケットを購入楽しみに待っていた日がきました。。

鍵屋表玄関
市立枚方宿鍵屋資料館
「鍵屋」は19世紀初頭の建築とされ大阪~伏見港を行き交う「三十石船」の乗降に最適な枚方宿
として栄えた名所でした。

その大広間で川村旭芳「琵琶で織りなすいにしえの恋物語」は始まりました。

パンフレット
「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ
      わが衣手は露にぬれつつ」と天智天皇の歌を詠み始められたのでした。
旭芳さんは「私はいつもこの歌を最初に歌ってから始めます」との説明されましたが理由はおっしゃらず・・・
                       
筑前琵琶奏者川村旭芳
【演目】
「祇園精舎」
「平家」の栄華と没落の有名な書き出し「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の・・・」
筑前琵琶の音色と語りに物語の中の世界へ引き込まれていくのでした。

「舞扇鶴ヶ岡」
義経と別れた静御前は捕らえられた鶴ヶ岡八幡宮での舞いを命ぜられ「吉野山、峯の白雪踏み分けて入りにし人の後ぞ恋しき・・・」と舞い、頼朝の怒りをかうも北条政子の取り成しで助けられ・・・
都一の白拍子の舞の美しい姿が浮かんでくるような・・・

「袈裟と盛遠」
テレビ番組でよく浪曲を放映していた頃のことです「何とおどろおどろしい話なんだろうねぇ」と
おばあちゃんと2人話に引き付けられていた日の事を思い出したのでした。

最後は小泉八雲の「雪女」
吹雪の夜のこと山小屋で眠る木こり2人、雪女は年老いた木こりに白い息を吹きかけ凍死しさせ
若い木こり己之吉に人目惚れをした雪女は「今夜の事は決して口にしてはならぬ」と言って命を助けたのです。
ある日お雪となって現れて2人は結婚し子をもうけ幸せな日々を送り、いつまでも美しいお雪に
あの夜の不思議な出来事を・・・
想像の世界へと誘われてゆきます。

ポストカード 雲隠呆斎
『きょくぽう琵琶を弾くの圖』と書いてあり、とっても可愛いポストカードでお友達に近況報告しょうかなぁと求めました。


琵琶の音色は私の波長にピッタリ合ってそうで、聞いていると凝りが解けていくようなリラックス効果も抜群なのでした。
江戸時代に京街道と呼ばれた淀川の左岸の堤を通る府道の車の往来が絶えず、騒音で耳障りなことは残念でしが、初めて聴いた琵琶には虜になりそうでとても楽しめました。

2014年1月13日月曜日

泉山七福神めぐり

今日は冷えるとの天気予報にそれ程でもなく、一年間無事に過ごせた感謝を込めて笹飾りを納めに行くことにしました。
泉涌寺の七福神めぐりは今年で3回目、お友達も加わって夫と3人で巡ることとなりました。

即成院
第一番は即成院で福禄寿さまです、ここで福笹をいただき巡拝します。

即成院
福禄寿さまは短身、長頭に髭を蓄えお経を結んだ杖を持ち鶴を従え寿老人とも呼ばれ(幸福)
(生活と経済の安全)寿(健康で長寿)と3つの願が叶う神さまといわれ第一番から幸せ到来・・・

那須与一の碑
那須与一は屋島の戦いで扇の的を射ち落とし、弓の名手として名をあげました。
その後与一は京都に戻り、出家し「源平の戦い」で亡くなった人の菩提を弔い阿弥陀さまの前で
亡くなったと伝えられています。
もちろん私達はラッキー7に入るようにと「願いは的へ」の福笹飾りを求めましたが・・・


第2番は戒光寺の弁財天さまです。

戒光寺
弁財天さまはただ一人の紅一点の神さまで知恵・技芸・福徳を有する神さまです。
秘仏とされておりますがこの日は参拝することが出来ます。
福笹飾りは弁財天さんの絵馬にしました。

あずき粥
境内では沢山の人達が、1年間の邪気を払い万病を除くと伝えられている「あずき粥」をいただいており、私達もありがたくお相伴にあずかりました。
「ふうふうすると福が飛んでいってしまいます、ふかずにゆっくり召し上がってくださいね!」と親切な
お言葉がありましたよ。


第三番は観音寺の恵比寿さまです。

観音寺
恵比寿さまは七福神の中で唯一日本生まれの福の神さまなのです。
関西では「えべっさん」といって親しまれており「十日えびす」は有名ですよね。
福笹飾りは立派な鯛にしました。


第四番は来迎院の布袋さまです。

来迎院
布袋さまは中国に実在した人で布袋和尚と呼ばれ、親しまれた禅僧で予知能力があって占いは
必ず当たといわれておりました。
背負っている大きな袋は「かんにん袋」というそうです、予知と金運の神さまで私達もご利益に与る
よう大福帳を求めました。

第5番は雲龍院の大黒天さまです。

雲龍院
大黒天さまは台所の守護神です。
大黒柱は家の中心の柱を指しその柱は台所にも接しており一家の大切な人をいうのでしょう。
今年も赤い頭巾の小さい大黒さんがニコニコ顔で福を撒いており、こちらも釣られて笑顔になって
「ご苦労さま」と声を掛けると照れるかわいい大黒さまなのでした。
七宝の袋を背負う大黒天さんを福笹飾りに着けました。


第六番は非田院の毘沙門天さまです。

非田院
毘沙門天さまは財宝をもたらし、心に勇気と決断を与えて物心ともどもの福徳を施す神さまです。
今年はトラの張子の吉兆を頑張って飾りに着けて貰いましたが・・・

第7番は法音院の寿老人さまです。


法音院
寿老人さまは長ーい頭に白髪の老人、老子が天に昇ったといわれる仙人で、長寿の神さまといわれます。
「元気なお年寄りだわねぇ~」と皆さんに言ってもらえる老後を願って吉兆は金の小槌にしました。

七福人めぐり案内書
番外の「新善光寺」では今年も幼稚園児のお母さん方の作る美味しいおぜんざいもいただき、
お友達も始めての七福神巡りを楽しんだようでお誘いしてよかったです。


福笹飾り
お菓子
おきあがりこぼしのお菓子を2つ自分達のお土産に買って帰りデザートにいただきました。
おいしかったでーす。



今年も元気にスタート出来たことはうれしい事で、神さまにも感謝して2014年も頑張ろうー!!

2014年1月1日水曜日

2014年1月1日

今年も元気に成田山新勝寺へ年越し詣りに行ってきました。
深川のお不動さんに年越し詣りを始めてから15年になり今回は密かに初詣にしたいなぁーと
考えていたのですが娘の「暖かい除夜でしょう!」の一言でPM11家を出ることになりました。

成田山大阪別院
大阪方面からの「鬼門」に当たる香里の地に守護神として本山成田山の不動明王の分霊を
おまつりする大阪別院として昭和9年(1934)に創建されたのだそうです。
思い起こせば豊中からこの地に移ろうかと考えていた時に、お年寄りが「鬼門に当たるからよく考えなさいよ」と言われた事がありましたが、回りまわってやはりここが好きで暮すことになり
お不動さんは私達の守り神となりました。

参道の夜店
暖かい大晦日の夜は大勢の人で参道は身動きできないほどに込み合っていました。

お堂
ほら貝が聞こえてきました「新年おめでとう!!」
一年の」無事を感謝し、また恙無い新しい年であることを祈願しました。
僧正の鳴らす鈴に太鼓の音に僧侶の読経、この暫しの時が大好きなのです。

破魔矢
一年の幸運を討ち打ち止める矢です、どうぞ吹矢にも効力をお願いしまーす。

お札と破魔矢をいただいて3人晴れ晴れ帰宅しました。

新年の飾りを写してみました。

玄関の注連飾り
なかなか思うように作れずやきもきしましたが、新しい年を迎える気持ちだけは100%注ぎ込んだ
注連飾りになりました。

干支の午とお鏡

可愛いでしょう!

















お友達の作品の干支の午さん一目で好きになって購入しました。

松飾
注連飾りが作れないで困ってそれでは松飾にしましょと思い立ち、お友達に松と梅を下さいと
お願いしておいたのですが、このように素敵な飾りを作って下さったので玄関の飾りにさせていただきました。 

「一年の計は元旦にあり」は毛利元就の言葉から由来するそうですが、厳しい戦国時代に正月の席で家臣に対し「何事も始めが肝心だ」と戒めの言葉だったとか、私も「一年のを計・・・」



久し振りの親子3人で御節の出来が如何の斯うの・・・デザートの生菓子は美味しいなぁ~ワイワイ
ガヤガヤ変哲もない楽しい新年の始まりでした。